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なぜ……?なぜなの……? 私はある一つのことを思いつつ、キーボードを打ち続ける。 大学のレポートの為に買ったノートパソコン。その画面には来週提出予定のレポートが表示されている。 だけど、その文章量はまだ10行にも満たない。もうかれこれ1時間は作業しているというのに… キーを打ち間違える。文が考えられない。思いつくのはたった一つの疑問ばかり。 「駄目だ。全然進まない。」 今日はもう駄目だろう。どうせ提出日は来週だし、無理をしなくてもいい。 私はそう自分を納得させ、ファイルを保存した。 「はぁ……」 ファイルを閉じると、思わずため息が出た。きっと頭に浮かんでいるこの疑問…悩みを解決しない限り、ため息が止まる事はない。 それは分かっている。分かっているけれど…こればっかりは、そう簡単に解決できる話ではないのだ。 いや、そもそも解決できるかどうか…… 私はパソコンを操作して、新規にテキストファイルを開いた。 そして、ゆっくりとキーを打ち始める。 K...O... N...A... T...A... 打ち終えたと同時に現れる、私の恋人の名前。 「はぁ……」 またため息。 私の悩み、それは…… 最近…… 最近、こなたがうちにこない。 『ちょっと長い待ち時間』 私がこなたと出会ってから、こんなに会わない日々続くなんてあっただろうか?いいえ、絶対にないわ!! もしあったとしても、そんなことはきれいさっぱり忘れちゃってる。 忘れちゃってることはきっとそんなことはなかったのだ。うんそうだ、そういうことにしてしまえ。 だって…こなたと恋人同士になった高校時代。学校に行けば、そこには必ずこなたがいた。 大学生になってからは、一週間に一度は必ず会いにきてくれた。 『かがみが寂しくしてないか心配なんだよ。』 それがうちに来るときのこなたの言い訳。こなただって寂しいくせに、そうやってすぐ私の所為にするんだから困ったものね。 まあ……こなたが言うことも概ね事実だから、言い返さないけど。 そんなこなたが、最近うちにこない…… なんで?どうして急に来なくなったの!? 「もしかして……私に飽きた?私のこと、嫌いになった?!」 最悪の想像が私の頭の中をよぎった。頭の中が真っ白になる。『もし』の話なのに、血の気が引いていくのが自分でも分かった。 もしそうだとしたら、私はどうしたらいい? こなたのいない日々なんて、今の私には考えられなのに!! こなたがこの関係を望まないのなら、すぐにでもやめよう。諦めよう。 そんな殊勝なことを考えていたこともあった。 でも、今は駄目。こなただけは離したくない。こなただけは傍にいて欲しかった。 「いや、そんなことない!こなたが私を嫌いになるなんてありえない!」 私は頭をブンブンと振って、必死に考えを否定した。 その効果もあってか、だんたんと冷静になってくる。 そうよ。そんなことはありえない。だって…… 『かがみのせいだよ…もう、かがみがいない生活なんて耐えられないんだから。』 と、あの夜、ベットの中で涙ながらにこなたは言ったのだから。 あのときのこなたといったら、もう反則的に可愛かったなぁ…… 「………えへ。」 い、いけない。思わず顔がニヤけてしまった。 今度はそのニヤけ顔を振りほどくようにブンブンと顔を振った。 …まあそんなわけで、こなたが急に私のことを嫌いになったりするわけがないわ。 それにこなただったら、そうなっても絶対に理由を話してくれるはずだ。 馬鹿な考えだった。ごめんね、こなた。変なこと考えちゃって。 私は心の中でこなたに謝った。 「となると、なにか他に理由が……」 こなたが私を差し置く理由? 思いつく限りの事を、私は順に考えていく。 新作のアニメをゲームにハマッてたり? それだったら、私の家でやるはずだ。 最近のこなたは、こういったオタク的なものですら私の家でするようになったのだから。 そしてわざと遅くまで残って、こういうのだ。 『遅くなっちゃったから、今日はかがみの家に泊まるね。』 ……いい。 よって、この考えは間違えだ。 だとすると、こなたも大学の課題が出てたりとか? う~ん?それもなんだかんだで、私の家でするわよね。 高校の時みたいに私に質問してきたりして。だから、私も学科が全然違うからよく分からないんだけど、一緒に考えて…… で、結局いつものパターン。 『なんだかよく分からないから、今日はかがみの家に泊まるよ。だから、一緒に考えてね。』 ……うん。 それじゃあ、ゆたかちゃんやおじさんが風邪で寝込んじゃってるとか? 前にもそんなことがあったし。 ん?だけど、確かその時って…… 『ゆーちゃんもお父さんも風邪で寝込んじゃってさ~。なんか色々大変だからヘルプに来てよ、かがみ~!』 とか言われたから、それもう喜び勇んでこなたの家にいったんだけ。 確かに、私の家には来てないけど……これも違うか。 しかし、考え付く事考え付く事、全部こなたと一緒にいる口実になってるわね。 べ、別に惚気てる訳じゃないからね……と取り敢えず何処かの誰かに言い訳しておく。 「だけど、他に何が………あっ!」 思いついてしまった。先ほどとは別の最悪の想定を……… 「まさか……まさか間女!」 なぜ、間男と浮かぶべき言葉が間女なのか? そこらへんの細かい理由なんか詮索している場合じゃない。 確かに、こなたは反則的なまで可愛い。 そしてその真の可愛さを知っているのは、世界広しと言えど私だけだという自信はある。 とはいえ、あの可愛さ。その一端を垣間見ただけで、心奪われる人は少なくないはずだ。 さらに厄介な事に、当の本人にはその自覚がまったくない。 ああ見えてこなたは押しに弱いから、必要以上に迫られたら断れないのかも。 「やっぱりこなたと同じ大学にすればよかったわ!」 今更ながらの後悔が私を襲う。ああっ!ずっと一緒だった陵桜の頃が懐かしい! でも今は、そんな後悔に襲われている場合じゃない。 誰?相手は誰なの? 今度は思いつく限りの人を順に考えていく。 みゆき……はありえない。高校時代、さんざんこなたとの私の仲を見てきたはずだ。 そんなみゆきが、こなたをどうにかしようなど考えもしないだろう。 つかさも同様。むしろみゆきよりも私達の仲を見てきている。 ゆたかちゃん……にはみなみちゃんがいるし。逆もまたしかり。 田村さん……私達を漫画のネタにこそすれ、実際にやってみようとは思わないだろう。 漫画のネタにもして欲しくないけれど。 パトリシアさん……も田村さんと同じね。私達のことを騒ぎ立てておしまいよ。 となると、私が知ってる限りでは精々峰岸と日下部か…。 峰岸はないとして、日下部は…… 日下部…… ………… …… あいつかぁぁぁぁぁ!! そうか、あいつか! 同じ大学の同じ学部って聞いたときはまさかとは思ったけど、やっぱりそうだったか! そういえば、こなたを紹介してくれって言い出したのも、あいつだった気がするわ…… 『柊はうちのだ』とか言ってたのも、こなたと話すための口実だったか! そんなことを考えていると、思いたくもない妄想が頭の中に広がった。 『なあ、ちびっこ?いいだろ?』 『駄目だよ。私にはかがみが……』 こなたは必死に逃げようとするけれど、あいつはこなたを追い詰める。 『そんなこと分かってるってヴぁ。だから今だけ……な?』 『今だけでも駄目だよ。』 こなたの意思は固い。当然、さすが私のこなただ。 『私のこと、嫌いか?』 『そんなことない。そんなことないけど……』 心優しいこなたにたいして、あいつはそう言ってつけこんでいく。 『だよな~。だったら、友達同士のスキンシップだと思ってばいいじゃん。』 あいつはこなたの両腕を押さえると、そのまま顔を近づけ…… そして…… 「絶対駄目!こなたにそういう事をしていいのは、私だけなんだから!」 高まる感情に身を任せ、私は思いっきり机をたたいた。ドンッという音が私の部屋に響く。 「そういうことって、どういうこと?」 隣にいるこなたが、からかうように聞いてきた。 「そりゃあ、抱きしめたり、キスしたり、頭を撫でたり、髪を梳いたり、頬ずりしたり…他にもたくさんあるけど、そんなの全部よ!!」 感情的になってしまった私は、こなたの問いに対してついこんなことを口走ってしまった。 ああ…何時もの私なら絶対にこんな事は言わない。こんな本当の事なんて絶対に言わないのに… 「そうだね。私もかがみ以外にはそんなことされたくないよ。」 ほら、さっきのは馬鹿な考えだ。愚かな私の妄想だ。うんうん、やっぱりこなたには私しかいない。 ……はて? そう言えば……なんか、微妙におかしくない? 「でしょ?!そうに決まってるわよね、こな……た?」 うん、思い出した。なんであんたが当たり前のように隣にいるのかな? さっきまで、あんたがうちに来ないことで悩んでたって言うのに。 「やふー、かがみん!」 何事もないかのように、こなたが手をあげてそう言った。 「……なんでいるのよ?」 「なんでって、かがみが寂しくしてるんじゃないかって、心配だったから。」 こなたの最近の言い訳。いつも通りのはずなのに、まだ私の頭はうまく働いてくれない。 「勝手に家に入ってきたら、不法侵入よ。」 「将来の伴侶なんだから、別にいいじゃん。かがみもうちに来るときは勝手に入ってもいいからさ。合鍵渡す?」 そんな話をしていたら、だんだんと醒めてきた。ええ、冷静になって来ましたとも。 そんな私が、今こなたに聞くべきことは…… 「合鍵は遠慮なくもらうとして……ねえ、こなた?」 「なに?」 「えっ……と、何時からいた?」 「かがみが『もしかして……私に飽きた?私のこと、嫌いになった?!』って言ってたあたりから。」 私の声色と話し方を真似しながら、こなたは言った。 つまり、最初からいたと…… その言葉を聞いて、あの時とは別の意味で顔が青ざめる。 「『いや、そんなことない!こなたが私を嫌いになるなんてありえない!』」 「うっ……」 一旦は青くなった顔が、今度は段々と赤くなるのがはっきりと分かった。 「『………えへ。』」 「―――――――!!!」 私は声に鳴らない悲鳴をあげると、逃げ出すようにこなたの隣から離れた。 そしてそのままベットに直行し、頭から布団を被る。 穴があったら入りたいとは、きっと今みたいな事を指すんだろう。 「ああ、からかいすぎたよ。ごめんね、かがみ。謝るから、布団から出てきてよ。」 私はその言葉に応じて、頭だけ顔を出す。私はこなたと違って非常に素直なのだ。 「なんでずっとうちに来なかったのよ?」 こなたを見ずに拗ねたように言ってみる。 「ずっとって、たった二週間だよ?」 「それでもよ。」 「かがみからの電話も毎日ちゃんと出たし、メールも毎日返したよ?」 「それでもって言ってるでしょ!」 今回ばっかりはこなたの言い分が正しいと思う。 でも、好きな人の姿を見たいと思うのはいけないこと?好きな人がちゃんと傍にいて欲しいを願う事は駄目なことだろうか? 「分かったよ。ちゃんというからさ、布団から出てきてよ。」 それじゃあと、私は布団から抜け出した。こなたはそれを見ると、ベットに近づいてきて私の隣に座った。 「かがみさ、前に会ったとき手袋欲しいって言ってたよね?」 「そういえば、言ったような気がするわね。」 この時期、手袋やマフラーは必須アイテムっていってもいい。 そして私はつい最近、その必須アイテム、手袋をどこかに片方だけなくしてしまったのだ。 まったく、手袋といい靴下といい、二つあるものはどうして片方だけなくなっちゃうのだろう? 「もう代わりのやつ買っちゃった?」 「まだよ。先週は課題が忙しかったから。」 そういえば、課題が忙しかったから、少しだけ来るなとこなたに言っておいた気がする。 なんだ。こなたがうちに来なかったのは、その為でもあったのか。 「よかった。……はい、これ。」 こなたは鞄から手袋を取り出すと、私にポンと渡した。 菫色をした毛糸の手袋だった。そしてなにより……手編みだった。一目で分かった。 手にはめてみるとぴったりで、そしてなにより暖かかった。 「これって、こなたが編んだの?」 「そうだよ。ほら、見てよこれ!」 こなたはもう一つ鞄から手袋を取り出した。今度取り出したほうは蒼色をしていた。 「すごいでしょ!お揃いだよ!」 こなたも私と同じように手袋をはめると、私に見せびらかした。 「でもさ、編み物とか始めてで、しかも二週間でこれだけ出来るたんだからすごいよね。私編み物の才能あるよ!」 顔を赤らめながら、胸を張ってそう言うこなた。きっと照れてるんだろう。 ああ、本当に可愛い…… 私は隣にいるこなたを思いっきり抱きしめた。二週間ぶりのこなたの温もりを感じる。 「ありがとう。本当に大事にするわ。」 「うん、大事に使ってよ。今度これ着けて、どっか遊びにいこうね。」 「そうね。そうしよう。」 しかし、本当にこなたにはかなわない。会いに来てくれるだけで、こんなにも私を幸せにしてくれる。 先ほどまでの焦燥も、まるでちょっと長い待ち時間のようだ。 「ねえ、かがみ?」 私の腕の中で声がした。 「なに?」 「私さ、これ作るのすっごい頑張ったんだよ?」 こなたは編み物は始めてだといっていた。それなのに手袋を二つ。才能があったとしても、並大抵の努力じゃできないだろう。 「そう。」 「普段見ない編み物のサイトとか見てさ。毛糸を買いに手芸店にまで行ったんだよ。」 手芸店に買い物に行くこなたを想像する。子供が買い物に行くみたいで、ちょっとおかしかった。 「そっか。」 「そうだよ。ネトゲーも我慢したし、漫画もアニメも見ないで頑張ったんだよ?」 あのこなたが、ゲームも漫画もアニメも見ない。これだけでもこなたの意気込みを感じられる。 「うん。」 「さっきはああ言ったけど、私だってかがみにだって会いたかったんだ。だけどこれが出来るまではと思って、必死に我慢したんだよ?」 これは嬉しい。結局私達は同じ気持ちだったのだ。 「こんなに頑張ったのにさ……」 「―――?」 「そのご褒美が『抱きしめてくれてありがとうの言葉』くらいじゃ、割に合わないと思わない?」 こなたは上目使いに私を見ると、ゆっくりをその目を閉じて唇を突き出した。 普段の私だったら、『調子にのるな』とでも言って一蹴していただろう。 だけど、ずっとこなたに会わなかった所為かな?非常にうれしい事に、今の私はどうかしているみたい。 「馬鹿……」 私はたった一言呟いた。 そしてこなたと同じように目を瞑ると、ゆっくりとこなたに顔を近づけた。 もう一つの待ち時間へ コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-07-14 18 33 16) かわいい・・・えへwww -- 名無しさん (2010-11-13 19 00 24) 溶ける -- 名無しさん (2010-11-05 20 51 16) こな×かがはジャスティス です! いいこな×かが次も期待 してます! -- 無垢無垢 (2009-01-29 23 18 52) いいなぁ~ホント毎回同じ感想でスイマセンが、この様なこな×かがは大好きでたまりません。G.J -- kk (2009-01-29 21 53 43) 良いこなかがをよんだw その後はもちろん……えへww -- 名無しさん (2009-01-29 13 34 46) 読んでてこっちまで………えへwwとなったのは言うまでもないですwwGJ! -- 名無しさん (2009-01-29 13 08 14) ちょっとアホっぽいかがみんが……えへww -- 名無しさん (2009-01-29 12 45 08) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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初SSです。いろいろと至らない点もあるかとは思いますが、ご容赦のほどを。 「だずげでぇぇぇぇ!ごろざないでぐだざいぃぃぃ!」 「おねがいじまずぅぅ!あがじゃんをはなじでぐだざいぃぃ!」 「ばりざあああぁぁぁぁぁ!しんじゃやだあああぁぁぁ!」 きんきんと耳に響く甲高い叫び声が山に響く。 男達はその声に答えることなく、淡々と足元の生首饅頭、ゆっくり共を潰していく。 「や、やめてね。ゆ、ゆっくりたすけ・・・ゆぶぎゅえぇ!」 「ま、まりさはゆっくりにげ・・・ゆぶぢゅ!」 「じに・・・だぐな・・・い・・・じにだぐ・・・な・・・」 あるれいむは命乞いをしているところに鍬を脳天に振り下ろされ、後頭部を抉り取られて死んだ。 あるまりさは逃げようとしたところに鎚で叩き潰され、地面に汚い餡子をぶちまけた。 別のまりさは鉈で真横に切り裂かれ、半分になった身体?を引きずって、やがて息絶えた。 「いだい・・・よ・・・いだ・・・い・・・よう・・・はやぐ・・・ごろ・・・じでえ・・・」 見れば、顔の半分を踏み潰され、髪も飾りも根こそぎ千切れた、もはや何種だかもわからない息も絶え絶えのゆっくりが、 男達に殺してくれと哀願していた。他にも何体かのゆっくりはかろうじてまだ息がある様子だった。 だが、即死だろうと、瀕死だろうと、最終的に動かなくなればいいのだ。男達は無視して作業を続ける。 鍬で、鎚で、鉈で、鋤で、鎌で、ナイフで、シャベルで、鋸で、足で・・・淡々と思い思いの方法、道具でゆっくりを潰していく。 「みゃみゃあぁぁぁ!たちゅけちぇぇぇ!たちゅけぶぎゅえぇ!」 「むぎゅうぅぅぅ!ごわいぃぃぃ!じにだぐないぃぃぃ!」 「ありずのどがいはなながみがでぢゃうぅぅぅ!いやぁぁぁぁぁ!」 「わがらないよぉぉ!わがだぎゃぼぉ!」 赤まりさを数匹まとめて踏み潰し、ぱちゅりーとありすは底を抉り取って放り投げた。ちぇんの尻尾をつかみ、岩に叩き付けた。 「どぼじでごんなごどずるのおぉぉぉ!」 籠に詰められ、身動き出来ない百匹近いゆっくりが一斉に声を上げ、何度目かもうわからない問いを発する。が、男達は答えない。 ようやく、男の一人が言葉を発した。 「あーあ、毎度毎度面倒くせえよなあ・・・饅頭潰しはくたびれるし、飽きるんだよなあ」 「ばりざだぢはまんじゅうじゃないよぉぉぉ!もうおうぢがえじでぇぇぇ!」 「そう言うなよ。思ったより多くて籠に入りきらないんだから仕方ねえだろ」 ゆっくり達は男達の会話にいちいち反応しているが、男達は一度たりともゆっくりの声に反応しない。 そうしている間にも、ゆっくりは潰されていく。なんとか逃げようとしても、すぐさま人間の足が飛んできて、元いた場所に戻される。 そして結局は、叩き潰されるか踏み潰され、餡子を地面にぶちまけて死ぬか、切り裂かれて餡子を垂れ流して死ぬか、どちらかだ。 「どすぅぅ!まりさあぁぁ!みんなはやくもどってきてよぉぉ!れいむたちみんなころされちゃうよおぉぉ!」 一匹のれいむが自分たちの庇護者であり、先日村へ向かったドスまりさに助けを求めているのを聞いて、 一人の男は思わず笑ってしまった。ゆっくりにも、仲間にも気づかれないほど、微かに。 そして男はすぐに笑みを消すとすぐに作業に戻り、手に持った鎚を黒いとんがり帽子に振り下ろした。 「ゆぶじゅえぇ!」 汚らしい断末魔を上げ、最後のゆっくりが潰された。 「ようし、ここでの草抜きはもう終わりだ。後は村に帰ってやるぞ」 村人の一人がそう言うと、男達はゆっくりの詰まった籠を背に、山を降り始めた。 ことのきっかけはドスが数十匹のゆっくりとともに山から村に降りてきて、協定(と呼ばれる要求)を突きつけてきたことだった。 「きょうていをむすびにきたよ!このむらでいちばんえらいひとは、ゆっくりでてきてね!」 ドスパークを威嚇で放ち、勝ち誇ったように村のはずれの広場でふんぞり返る(ように顎をつきだしている)ドスまりさ。 その周りでゲラゲラと笑うゆっくり達。 「さっさとするんだぜ!それからまりささまたちにさっさとゆっくりできるおやさいさんをもってくるんだぜ!」 「それとかわいいれいむにあまあまさんをもってきてね!」 各々勝手なことをわめくゆっくり達を、村の人間たちはまたか、といった目で見ている。そして、誰かを呼びに行った様子を見て、 ゆっくり達は自分たちの勝利を既に確信していたようだった。 そんなゆっくりの周りでは、村人達がぼそぼそとお互いに話をしている。 「ああ、また沸いて出たのか」 「まあ、そろそろじゃないかとは思ってたがねえ」 無論、すっかり調子に乗っている餡子脳には、そんな会話耳に入っても脳に残らない。もっとも、残るところがあるかは不明だが。 「ゆっへっへっへ。しょせんにんげんさんはどすやまりさたちのてきじゃないんだぜ」 「はやくしないとまたどすのどすすぱーくがさくれつするんだぜ」 そんな思い思いに喚いていた、そのときだった。 ひゅん、という風を切る音が聞こえたかと思うと、ドスの身体に何かが数本突き刺さっていた。そして、一瞬の沈黙。 「ゆぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!いだい!いだいいいいぃぃぃぃ!だずげでぇぇぇぇぇ!」 突然ドスが叫び声を上げ、のた打ち回りだしたのだ。瞬く間に数匹が押しつぶされ、ゆっくり達はパニックに陥った。 「や、やめてね!こっちにこないでね!」 「おおおおおおちつくんだぜどす!まりさたちがつぶれるびゅぶぇ!」 「ぢんぼぉぉぉぉぉ!」 混乱しているゆっくりを尻目に、数人の村人はいつの間にか手に持っていた長めの竹槍でドスを次々に突き刺していく。 手の開いている者はうろたえている他のゆっくりをどんどん籠に詰めていく。 「ゆぐうぇぇぇぇえええ!ゆぶぅえああぁぁ!」 その間にもドスはのた打ち回り、奇声を上げ、さらには膨大な量の餡子を吐き出し続けた。 やがて、命の源たる餡子を吐きすぎたドスの動きは弱まっていき、最後に「ゆ゛っ・・・・・・ゆ゛っ・・・・・・」と呻いて痙攣すると、 それきりぴくりとも動かなくなった。 限界まで目を見開き、顎が外れているのではないかと思うほどに口が開かれたその顔は、想像を絶するほどの苦痛を 味わったことがありありと見て取れた。 「どすがしんじゃったあああぁぁぁぁ!」 「なんでえええええぇぇぇ!?」 ゆっくりにとってはあの程度の攻撃でドスが死ぬなど信じられないことだったが、答えは単純な話だ。 まず、最初に突き刺さったもの、矢には山葵や唐辛子のエキスがたっぷりと塗りつけられていたのだ。 辛いものはゆっくりにとって猛毒。それはドスとて例外ではない。そして竹槍は細工がしてあり、突き刺さると中に入っている 唐辛子エキスが注ぎ込まれるようになっていたのだ。 そもそも、ドスなど巨体と火力だけがうりの鈍重な巨大饅頭に過ぎない。極端に狭い場所ならばともかく、開けた場所でなら 用意のある人間が負ける要素などほとんどないのだ。 「これで全部か?」 「ああ。しかし、このデカイのが来たってことは、また群れが山に住み着いた、ってことか」 「だろうな。明日は山に入って草抜きをしてこなきゃならんな」 そんな会話をしながら、村人はドスだった巨大な物体を手早く、かつ適当に崩していった。 その光景を、捕らえられた数十匹のゆっくりはあるものは震え、涙を流して眺め、あるものは人間を口汚く罵り、あるいは ドスの仇を討とうと躍起になっていた。ほんの少数のゆっくりのみ、人間に対して命乞いをしていた。 「どすが・・・どすがああああぁぁぁ・・・」 「ゆっくりできないにんげんはしねえぇぇ!ゆっくりしないでしねえぇぇ!」 「にんげんのぐぜによぐもおおぉぉ!ごろじでやる!ごろじでやるうううぅぅぅ!」 「はやくここからだせぇぇぇ!」 「おねがいしますううぅぅぅ!もうおうちかえしてくださいいぃぃ!」 だが、村人は一切反応しない。まるで自分達の声など聞こえていないかのように振舞う人間に、ゆっくりはひたすら叫び続けた。 ようやく、村人がこちらに近づいてきた。ゆっくりはここぞとばかり、一段と声を張り上げる。 だが、やはり村人は答えることなく、ゆっくりの詰まった籠を抱え、運び出した。運ばれている間、やはりゆっくりは延々と 罵ったり、脅したり、命乞いをしたりしていたが、それに人間がわずかでも返事をすることはなかった。 山で捕まったゆっくりが連れて来られたのは休耕中の畑だった。村人はその畑のほぼ中央にゆっくりの詰まった籠を下ろした。 相も変わらず、籠の中のゆっくりは口々に喚き散らしている。 人間を罵るもの、脅しをかけるもの、食料を要求するもの、意味もなく泣き叫ぶもの・・・ そして、ほんの少数ではあるが、不審な目で村人を見上げるものもいた。 どこかおかしいということに、なんとなくではあるが気づき始めていたのだ。 この人間達は、何故自分達の声に反応しないのか?耳が聞こえないのだろうか?だが、人間達はお互いに会話をしていたではないか。 自分達を恐れている?仲間にはそう思い込んでいるものもいたが、大半はそんなことを本当にはしていなかった。何故なら、彼らは 自分達の仲間をついさっき、大量に、あっさりと殺してしまったのだから。 こちらの言葉が通じていないのか?だが、こちらはあちらの言葉がわかる。なのにあちらがわからないとは、さすがの餡子脳とて そんなことは思わない。 無論、餡子脳では考えたとて答えなど出ない。そうこうしているうちに、いくつかの籠のゆっくりが畑に開いた穴の中に放り込まれた。 「ゆゆっ、ようやくでれたよ!よくもれいむたちにひどいことしたね!ゆっくりおわびのしなをもってきてね!」 「ゆっへっへ・・・わざわざにがすなんて、やっぱりにんげんはばかなんだぜ。ゆっくりころしてやるからかくごするんだぜ」 自由になった途端、さっきまでの状況も、ましてや頭を掠めた疑問も消え去る餡子脳。無論、人間はここでも答えない。 「ゆうっ、これなんだろ?」 一匹のれいむが、穴の中に落ちていた布切れに気づいた。それは酷く汚れ、ぼろぼろになった黒い布切れだった。 「ゆ・・・ゆゆ・・・こ、これ・・・」 「ゆゆっ!?どうしたのれい・・・む・・・」 覗き込んで来たまりさが、れいむの見つめている布切れを見て、たちまちのうちに顔色が変わった。こんなにもぼろぼろになっても、 見間違えるはずがなかった。 「ど、どすのおぼうしさんだああぁぁ!なんでこんなとこにぃぃ!?」 そして、周囲のゆっくりも別の何かを見つけたようだった。 「あああああああありすのかちゅーしゃがぁぁぁ!ありすはどこおおおおぉぉ!?」 こちらのカチューシャはもう五分の一程度しか形を残しておらず、その残りも酷く変形してしまっていた。 「にんげんさん!?みんなをどこにやっちゃったの!?」 答えの代わりに振ってきたのは、少しねとっとする、妙な匂いの液体だった。 「ゆゆぅ?へんなにおいがするよ?」 そして、何かが放り込まれた瞬間、ゆっくり達の身体に凄まじい熱が襲い掛かってきた。 「ゆぎゃああああぁぁぁぁ!あづいいいいい!だずげでえええぇぇぇぇぇぇぇ!」 瞬く間に何匹かが火達磨になり、そこから次々と炎が燃え拡がっていった。 穴の端に転がり、運よく炎に巻かれなかったゆっくりも、周りに逃げ場などないことに気づくと、すぐさま人間に助けを求めた。 「おねがいじまずううううぅぅぅぅ!ごごがらだじでぐだざいいいいぃぃぃ!」 「まだしにたくないよ!ゆっくりしないではやくたすけてよおおお!」 答えはない。代わりに、新しくゆっくりが投げ込まれ、それらもすぐに炎に包まれた。 「もえちゃう!れいむのきれいなかみがもえちゃうよおおお!ああああああああああああああ!」 「あんよがうごかないよ!まりさたすけてよおおおぉぉぉ!」 「れいむはそこでやかれればいいんだぜ!まりさはゆっくり・・・にげられないよおぉぉぉ!ほのおさんこっちこないでえええ!」 「んほおおおおおおおおおぉぉ!まりさあぁぁぁ!こうなったらすっきりしま・・・ああああ!べにべにがもえぢゃぅぅぅぅ!」 次々と投げ入れられては、火達磨になるゆっくり。村人はときどき棒で動かなくなったゆっくりを広げつつ、油を足してやった。 「いやだああぁぁぁ!やめてよおおおぉぉぉ!ゆっくりさせてええぇぇぇぇぇ!」 「ほのおさんはゆっくりできないいいいぃぃぃぃ!」 「あああああああぁぁ!でいぶのがわいいおぢびじゃんがあああぁぁ!」 「みゃみゃああぁぁぁ!たちゅけてええぇぇ!あちゅいよ!あちゅいよおおおぉぉぉぉ!」 やがて、穴の中は燃え盛るゆっくりでほぼいっぱいになり、端に逃げたゆっくりにも炎が迫っていた。 「お・・・おねがいします。もう・・・にんげんさんにはちかづきません。だから・・・たすけて・・・たすけてください・・・」 もはや最初の頃の勢いも、傲慢さも欠片も残っていない。ただひたすら、涙を流して助けを求めていた。 人間は答えない。そして、その代わりに棒で生き残ったゆっくりを炎へと押し込んでいった。 絶望と苦痛の断末魔を上げて、残ったゆっくり達もまた、炎の中で息絶えていった。 数時間後、炎はようやくおさまり、後には僅かな灰と、かろうじてゆっくりだったとわかる黒こげの物体が折り重なっていた。 その様子を確認してから、村人達は一人を残して帰っていった。 残った青年はまだ少し熱の残る穴へ降りると、棒で突きながら回った。 「お?」 足元に目をやると、まだかろうじて息のあるゆっくりがいた。口をぱくぱくさせているので、何か言っているのだろう。 青年は屈み込んで、そのほとんど炭化しているゆっくりの口元へ耳を近づけた。 「ど・・・して・・・こ・・・な・・・こと・・・ま・・・さ・・・なに・・・わる・・・し・・・ない・・・」 このゆっくり、まりさの言っていたことは本当のことだ。まりさは村に来たドスの群れとは関係なく、つがいのれいむと子供達 とで、静かに暮らしていたのだ。それが人間の言う草抜きで見つかり、捕まり、ここに連れてこられた。 つがいのれいむは籠に入りきらないからという理由で、既に巣の前で叩き潰されていた。 残った子供達も皆、炎に巻かれて苦痛の叫び声とともに消えてしまった。 まりさは何度も何度も叫んだ。やめてくれ、助けてくれ、殺さないでくれ、と。 だが、人間は一度として答えることはなかった。黙って自分達を殺していった。 それでもなお、まりさは聞かずにはいられなかった。何故、自分達がこんな風に殺されなければならなかったのかを。 しかし、結局まりさの最後の問いにも、人間は答えなかった。青年は無言でまりさを踏みつけた。 そして、ばさり、という乾いた音とともに、最後のゆっくりは崩れ去った。 青年は最後のゆっくりを踏み潰してから、ほんの微かにだが、笑った。 あのまりさの問いが、彼にとってはあまりにも滑稽だったからだ。 彼らにとっては、ゆっくりが何をしてようと、あるいは何もしていなかろうと、そんなことは関係のないことなのだ。 単純に、あの山にいるゆっくりは全て潰す、それだけのことだから。 彼らにとってゆっくりは、畑に生えた雑草と同じだ。大切な山の食料を食い荒らし、山の獲物を減らしてしまう。 おまけに、言葉を話す知能があるくせに、言葉を理解しようとしない。 力などほとんど持たないくせに、相手かまわず力を振るおうとする。 知能があるなりに、力がないなりに、それに相応しい振る舞いを微塵もしない。 さらにそれが種族のほんの一部ではなく、ほぼ全部がそうなのだ。 そんなものに生き物としての敬意など、どうしたって払いようがない。雑草ですら、最大限の譲歩だ。 だから、ゆっくりと話などしない。雑草と話など出来るはずもないからだ。 ゆっくりを区別などしない。どんな種類だろうと、どこに住んでいようと、雑草は雑草だからだ。 もちろん、こんな汚らしいもの、食べる気などさらさらない。 そんなわけで、村人は定期的にはもちろん、今回のようにドスが村に来たりしたときにはゆっくりを捕らえ、全て その場で潰すか、村で燃やすかして一掃しているのだ。 とはいえ、ゆっくりは潰しても潰しても、雑草の様にどこからともなく湧き出してくる。百匹潰そうと、千匹潰そうと、 一万匹潰そうとも。それでも、村人はゆっくりを潰し続ける。何度でも、何度でも。 畑を守るのに草抜きが必要なように、山を守るにはゆっくり潰しが必要なのだから。
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とある秋の終わりの、とある山の、とある洞窟。 大人の人間だと立って入れないくらいのゆっくりにとっては十分な大きさで、深さ10mくらいのその最深部にゆっくりまりさとゆっくりありすがいた。 2匹とも、この山岳地帯で生きてきたゆっくりだ。 苛酷な環境で暮らすくらいなら、どこかのゆっくりプレイスに行けばいいと思うかもしれないが、この山々の地形がゆっくりたちの移動を阻んでいた。 来れたのなら行けるはず。 そう思って、ゆっくりプレイスを見つけたらみんなを呼びに帰ってくるねと言い残して旅立っていったゆっくり達もいたが、誰も戻って来る事は無かった。 外にも行けず、外から来ることも無い。 そんな中で、この辺りで生きるゆっくり達は独自にとある進化を遂げていた。 さてこの2匹、まだ成体となってからそれほどでもなさそうだというのに、かなり大きい。 大人の腰ほどまでの大きさである。 ただし、決して正常と思える大きさではなかった。 顔のパーツと体のサイズのバランスがあきらかにおかしい。 胴体だけが膨れた異様な姿であった。 そのため非常に不細工である。 それはさておき。 この2匹は見ての通りつがいである。 今、2匹は赤らんだ顔で膨れた互いの体をこすり合わせている。 だが、幾ら育ったゆっくりとは言え交尾にしては穏やかでゆっくりとしたものだ。 「んん……んぢゅちゅっ、まりさ、まりさぁ……」 「んふぅ、ゆふぅん、ありすぅ……んちゅ、ぷはぁ……」 2匹の間に粘液の橋が出来上がる。 しかし、それ以上行為は激しくならない。 今の2匹はただある時間を待っているだけだった。 今の行為も、互いの愛情を確かめ合うスキンシップ程度のものだ。 「ゆゆぅ……ありす……もうすぐだね」 「ちゅ……ぷはっ……ええ、まりさ。もうすぐだわ」 もう外に出る事も難しくなった秋の終わりの寒さの中、2匹は身を寄せて静かにその瞬間を待っていた。 それから数日後の事。 「んむ、ふ、ぶぢゅう、ぶはっ……まりさ、まりさまりさまりざあああああっ!!!」 「むちゅ、ぢゅうっ、ありず、んほぉ、んむぅぅぅぅぅっ!!!!!」 先日とはうって変わって、激しい痴態を見せる2匹の姿があった。 全身は真っ赤に火照り、あたり一面に2匹が出した夥しい粘液が広がっている。 だが、2匹はさらに激しく体をこすり合わせ、舌を絡めあってお互いを絶頂へと導こうとしている。 「んぶぶぶぶぶぶ、まりざ、あがぢゃんまだ!? ありず、ありず、んほぉ、もうイグ、ありすいっぢゃうよほぉぉぉぉぉ!!!!!」 「まっで、ありず、まだだめだよ、まだ、もうずごじでまりざもイグがらね、まだイッぢゃらめぇぇぇぇぇぇ!!!!」 だんだんとろれつも回らなくなり、表情も白目を向いたどう見ても危険な領域に突入したものになっている。 しかし、2匹はその行為を決して止めようとはしない。 今この時でないとダメなのだ。 「んぐぐぐぐぐぎぎぎぎぎぎぎいいいいいいい!!!!」 ありすが割れてしまいそうなほど歯を食いしばり、絶頂しそうなのを必死に耐えている。 その口から漏れるのも言葉では無く呻き声に近い。 ありすは、まりさより先にはイケない理由があったのだ。 「まっででねありず、まりざもうイグよ! らめ、イグ、イグイグイグううううううううう!!!!!」 まりさもありすの頑張りに応えようとさらに激しく体を震わせ、それの意味する所を理解したありすがまりさを絶頂へと導くためにさらに体を震わせる。 「んぐぐぐぐぐぐあああああああまりざもうだめありずもうダメありずもううぐぐぐんぎいいいああああああああ!!!!!!!!!!」 「あああああありず、ありずありずありずありずありずありずありずむううううんおほおおおおおおおーーーーーーっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」 一際長い絶頂の声を上げた後、まりさが口から大量の餡子を吐き出した。 いや、違う。 餡子ではない、それは小豆色をした小豆そのものの、だが小豆に似た何かだ。 まりさはまだ大量の「それ」を吐き出し続けている。 「んぼ、ごぼぼぼぼぼぼぼおっげぇっげぼっごっごごげぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!!!!!!」 嘔吐が続くため呼吸ができずにむせ返るが、それでもまだ止め処無く「それ」は後からあふれ出てくる。 数十秒ほども続いて、ようやく「それ」の放出は止まった。 精も根も尽き果てたまりさは、「すっきりー!」の声も無く、必死で酸素を求めてぜぇぜぇと荒い息をつくばかりだ。 そして、放出が止まったのを見て、ようやくありすが本会を遂げる時が来た。 「まりざ、ありずの、ありずのおもいをうげどっでねえええええええええええーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」 そして、まりさが吐き出した「それ」に向けて口から大量のカスタードクリームを放出する。 いや、これもカスタードクリームではない。 カスタードよりももっと白く、粘液質の「何か」だ。 ありすもまりさと同じ様にむせ、えづきながら「それ」全てにかかるように大量の「何か」を吐き出し続けていく。 こちらも長々と時間をかけて吐き出し終わると、酸素を求めて喘ぐような呼吸を続けた。 それから2匹ともがようやく呼吸を整えた頃。 先程までの嬌態の残渣はもうどこにも無い。 あるのは、半分ほどに縮んだ2匹のゆっくりと、その2匹と洞窟の壁との間に挟まれる様にして広がった何かがあるだけだ。 「ん……ありす……ちゃんとまりさたちのあかちゃん、のこせたね……」 「そうね……みんな、ちゃんとうまれてくれたらいいね……」 そう、あれは他でもないゆっくりの卵なのだ。 この苛酷な環境で生きるゆっくりは、冬の間常に食料があるとも限らない状況に適応して、卵生へと変わったのだ。 食事を取る事も無く冬を過ごせ、生れ落ちた時には外はもっとも快適な春である。 こういった洞窟の奥でなら、卵もかろうじて寒さには耐えられる。 それくらいの際どいバランスの中で、ゆっくり達は生き抜き、世代交代を繰り返してきたのだ。 しかし、せっかく自分達の卵が生まれたと言うのに親達は元気が無い。 「すっきりー!」も「しあわせー♪」のひとつも無く、再び静かに身を寄せ合っているだけだ。 「まりさ……」 「なぁに、ありす……?」 「わたし、まりさとあえてよかったよ…………」 「うん……わたしもありすとあえてしあわせー…………」 2匹の脳裏には、2匹が生まれ、出会い、そして生きてきた思い出が止め処無く溢れかえっていた。 そのどれもが、決して忘れることの無い輝く宝物だ。 「ありす……ありす……?」 まりさは、ありすまだ伝えたい事があったのでありすに呼びかけた。 だが、ありすからの返事は無い。 わずかに体を動かしてありすの横顔を見る。 先程までとは違い、ありす本来の綺麗で整った横顔だ。 ありすは、僅かな微笑を浮かべて自分達が生んだ卵を見つめている。 だが、その体からは呼吸の振動が伝わってこなかった。 それは、鮭や昆虫などと同じ現象。 生んだ後に、親たちはほぼ間違い無く死んでしまうのだ。 「そっか……ありす、さきに、ゆっくりしちゃったんだね」 おつかれさま。 その意味を込めてもう一度頬擦りし、口付けをする。 体を横に向けて、少し伸び上がる。 それだけの動作が、もう酷く億劫だった。 そして、もう一度自分達が生んだ子供達を見る。 少しでも多く生まれて、少しでも大きくなって、少しでもたくさん幸せになれますように。 それだけの事を思い浮かべるのにとても時間がかかった。 寒い。 隣のありすの体温ももうほとんど感じられない。 そしてとても眠い。 ああ、自分も時間だ。 「ありす……だいすきだよ……」 だめだ、もう眠ってしまう。 「ありす…………ずっと、いっしょに、ゆっくりしようね…………」 最期に直接伝えられなかった想いを振り絞るように言葉にして、まりさの意識は静かにとても、とても深い所へゆっくりと沈んでいった。 終わり 作・話の長い人 あとがき たまにはこうやってゆっくり同士で大自然を生き抜いて、天寿を全うするゆっくりもいいじゃない。 細かい突っ込みは無しで。 わかっててあえて書いてない所もあるし。 過酷な環境でも、2匹で過ごした時間はしあわせそのものだったはず。ゆっくりやすんでね -- 名無しさん (2008-07-26 00 44 58) これからもずっと2人でゆっくりしてね。。。。。 -- 名無しさん (2008-08-30 17 34 23) きっと元気な子が生まれるよ!!だいじょうぶだよ!! -- ゆっけの人 (2008-10-26 02 25 29) なんか、とても切なくて泣けてくる・・・ -- 名無しさん (2008-10-26 02 48 38) ・゚・(ノД`)・゚・。 目が…目があぁぁ(ry 稀でもゆっくりに泣かされた経験があるのは私だけでは無い筈。。。 -- 名無しさん (2008-12-09 02 59 22) けど卵生ってことは生き延びる赤ゆの数も少ないわけだよな・・・自然だから仕方ないけど -- 三下 (2009-04-01 16 26 45) 何故? -- 名無しさん (2009-04-28 01 00 22) おにいさんもビックリの生態だね -- おにいさん (2011-04-16 09 58 13) この人ってアッチの人だったの? -- 名無しさん (2012-04-16 20 38 42) 名前 コメント
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fuku1056の続きです 一ヶ月放置した結果がこれだよ!! 「ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!」 以前の爆発事故にも懲りること無く、鈴仙は相変わらずゆっくりの餡子をクチュクチュして反応を記録する実験を続けていた。 「さて、だいぶ記録も集まってきたし今日はこの辺りでやめよう」 「やっとゆっくりできるよ・・・」 餡子をクチュクチュされていたゆっくりれいむも、その言葉を聞いて安心した様な表情を見せたが・・・ 「ではこれより最終実験を行う!」 「い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」 酷薄な笑みを浮かべる鈴仙にれいむは戦慄した。 「ココと、ココ、これはこっちか」 実験記録を見ながら、鈴仙はれいむの餡子のツボに針を刺してゆく。 一本針を刺されるごとにれいむは「ゆ゙っ」と短く声を上げ、目や口から色々な汁を滴らせていた。もう意識も朦朧としているようだ。 数分後、れいむは針山饅頭へと姿を変えていた。 「これは様々な刺激を一度に与えるとどうなるかの実験だよ!ゆっくりたのしんでね!!!」 鈴仙はれいむの反応を楽しむつもりだったのだろうが、返事は返ってこなかった。 そんなことはお構いなしに鈴仙は針のうちの数本に電流を流し餡子を刺激した。 「ゆぎっ!!」 途端に激しい反応を見せるれいむ。 「お゙な゙かへっだっ!ね゙む゙いよおおっ!こわいいいいいいいいい!!」 食欲、睡眠欲、恐怖心を呼び起こす。 さらに多くの針に電流を流してゆく。 「い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!あがちゃんがあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!ずっぎりざぜでえ゙え゙ええええ!!ゆっくりー!」 母性本能、性欲を刺激し、「ゆっくり」させる。 針の電圧を滅茶苦茶に変えてみた。 「うぼあぎゅぶれがあおなあああああ!!れ゙いむのあがじゃんだべでれ゙い゙む゙おなががいっぱいだよお゙お゙れ゙み゙り゙や゙がこわ゙いこわくないこわい゙い゙い゙い゙でいぶのあがじゃんでいぶといっしょにずっぎり゙しようねずっぎりでぎないでぎるずっぎりしちゃうすっきりいいいいいい!!」 「い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!ぜんぜんゆっくりでぎな゙い゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙ゆっくりできるよ!!ここはれみりやのゆっくりぷれいすだよ!ゆっくりしていってね!!!」 もはやゆっくりはゆっくりしているかどうかさえ自分では選べなくなったのだ。 外部から自分の感情をいじられ、偽の「ゆっくり」さえ与えられる。鈴仙の実験によって、このれいむはこれまでのどのゆっくりよりもゆっくりできない状態に置かれていた。 「ぱっぴっぷっぺっぽおっ!れいむにんっしんっしらうっ!!かれいしゅうじゃねえ!しょうじょしゅうだっつってんだろ!!!おちっこようむ!(挨拶)」 強すぎる刺激に餡子がやられてきたようだ。 「いい感じに壊れて来たわねー」 鈴仙の言葉に反応したのか、れいむの目に一瞬光が戻った。 自分を自分が自分でなくなるような状態にしたのはこの月兎だ。異常な感情の嵐の中で、れいむにはそれだけが感じ取れた。 「どうしてこんなことするのおおおおおおおおおお!!!」 れいむは最後に自分の本当の言葉を叫び、そのまま息絶えた。 試食タイム 「まずい」 訳のわからない味になりました。感情の暴走は意味がない事がわかりました。 その後、鈴仙はゆっくりに極限までの苦痛と恐怖を与え、これまでにないほどの上質な餡子を生み出すことに成功した。 どのような恐怖を与えるかによって味が変わってくるのだが、それを調整するのは加工場の領分だ。 研究の成果はそれだけに留まらず、運動や言語を司る部位を刺激し、ゆっくりを意のままに操ることすら出来るようになった。 さらにゆっくりの感情を抑制することでペットとしての適正を上げることも出来た。知能の強化や餡子に直接知識を刷り込むことも可能だ。 この研究によって、ゆっくりの加工のみならず、幻想郷の姿は大きく変わることになるだろう。鈴仙はそう確信した。 マルチエンディングです。 師匠に成果を見せて、師匠が常識人だった場合→エンド1 師匠に成果を見せて、師匠が外道だった場合→エンド2 うどんげが欲を出した場合→エンド3
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1301 帰ってこないあの日々/コメントログ」 もはやなんなのか分からないよーw -- 2010-05-29 13 28 35 ごむさんをつけないで、すっきりするのはとんだいなかもんだわ。 -- 2010-05-29 15 34 15 なまがよかったんだねー わかるよー -- 2010-06-01 21 26 49 こんな簡単に飼い主に恋愛感情持っちゃってたら飼いづらすぎるだろ… -- 2010-06-08 22 37 59 初期ゆっくりのとてもゆっくりさせてくれてくれた(好きな?)飼い主さんに おたべなさいする設定をおもいだしたよ!胴付ならHENTAIしてもしかたないね!! -- 2010-06-14 17 32 14 ↓そんな設定あったな。HENTAI作品は面白いんだけど、もっと虐待系のSSが増えるといいな。通学中にSSを読むからね。パソコン版のほうが、たくさんあるのかもね。 -- 2010-06-14 23 18 09 純愛HENTAI作品は大好物です。ゆっくりできたです。 -- 2010-06-21 19 16 11 おもしろかったよー。でも、ごむさんつけないのはだめだよー。 -- 2010-06-21 23 09 09 良いなぁ……羨ましいなぁぁぁ……… -- 2010-10-25 15 38 42 あぁイイハナシダナー くっそーーーお兄さんめ、ふらんと、れみりゃにあんなことや、こんなことしておいて、 てんこと、うどんげに、フラグたたせおってーおれもこんなゆっくりほs「HENNTAI」どぼじでぞんなごどいうの おおおおお -- 2010-12-12 20 48 01 普通に飼いゆとして飼ってる人にとっては、こんな簡単に飼い主に恋するどころか情欲まで抱き始めるゆっくりはさぞ気持ち悪いだろう。 このお兄さんにHENTAIの素質が無かったら処分されててもおかしくなかったな、あの二匹。 -- 2011-01-17 17 19 44 ここから先は上映できないよ!!←そこは上映すべきだろjk -- 2011-05-03 10 48 27 ふらんとれみりゃはおにいさんがだいすきだったんだねー、わかるよー -- 2011-08-25 09 15 56 もうロリコンでいいや… -- 2011-10-06 23 35 22 ・・・ないてないぞ・・ -- 2011-12-16 23 42 27 れみりゃざまぁwww -- 2012-01-01 08 58 09 これもう胴付きじゃなくて本人じゃね? -- 2012-01-01 09 00 16 ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり! ゆっきゅり!ゆっきゅり!しゅしゅしゅ・・・ しゅっきりーーー!!!(*´∀`*) -- 2012-05-19 17 13 14 「HENNTAI」ワロタ・・・と思ったら一気に(TAT)になりそうになって、と、思ったらハッピーエンド(笑) -- 2012-07-21 23 27 46 良いけど最後らへんのノリはちょっと着いていけんかった・・・ -- 2012-10-04 02 03 12 回想の「ゆっくりしていってね!」の所で終わらせて欲しかった。 -- 2013-01-06 14 28 57 あの世とこの世でキャッチボールされるお兄さんwwwww -- 2013-05-03 15 21 45 感動した後の結果がこれだよ! -- 2013-08-27 21 58 57 あの後、ゲスとでいぶはどうなったんだwww -- 2014-08-17 14 26 40 おお感動感動(´・ω・`) -- 2016-08-28 20 43 59 いや皆可愛いけどさ~ 精子の生命力に負けるって無理矢理過ぎないかい? -- 2018-01-26 17 46 12 イイネェーwwww -- 2018-08-16 23 12 28 少し泣いた。自分はどちらかと言えば虐待派だが、マジでそれくらい良かった( ;∀;) -- 2018-08-30 17 45 12
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今までに書いたもの 神をも恐れぬ 冬虫夏草 fuku4385(タイトル付け忘れた……) ※注意事項 人間は介在しません。 登場するゆっくりは全滅しません ぼくのかんがえたさいきょうゆっくりが登場します。 ……最強っていうか、ゆっくりしろよ的ゆっくりか。 ここは、人里から遠く離れた博麗大結界に間近い山の中。 妖怪の山からも遠い幻想郷の外れでは、人間どころか妖怪の姿さえほとんど目にする事はできない。 そんな幻と現の境界地帯の主は、大きく分けて二種類だった。 一つには、結界の内外いずれの側にも満ち溢れた自然の具象である妖精たち。 そしてもう一つには、生き物と食べ物の境界に位置するナマモノ――ゆっくりと呼ばれる生き饅頭たちだ。 山際に残る朱の色が、月が高くに上ると共に紫へと塗り替えられてゆく。 冬の太陽は早くに沈む。日のある内はまだ温みを残していた山の空気も、空に紺と紫の領域が増すに連れて 突き刺すような冷気で地上を満たし始めていた。 野山から生けるモノの気配が極端に少なくなる、死と静寂に満ちた季節。厳しいこの時期をやり過ごす為、 巣穴に閉じ篭るという習慣は捕食種のゆっくりにとっても例外ではない。 「うー! よるがきたどぉー!」 ここは、厚く堆積した柔らかい土壌を掘り進めて作られたれみりゃ一家の巣穴である。 もともとは、彼女らのモノではない。先住者は子連れのれいむとまりさのつがいだった。その先住者はこの秋、 老幼あわせて十匹残らずこの冬の入りにれみりゃ一家の保存食となっている。 晩秋、より中心部――紅魔館の近くに適当な住処を見つけられず、辺境を流れ流れてここまで来た家族だった。 「みゃんみゃ〜、にぇみゅいぢょぉ〜」 「うりゅさきゅちぇよくねむれなかったぢょぉー……」 親に続いてもそもそと起き出してくる、体のない子れみりゃや赤れみりゃ、その数五匹。 器用に羽根で眠い目を擦る。どうやらまるで寝たりないらしい。それは両親――体つきと体なしのつがいだった――も同じらしく、 二匹揃ってみっともない大あくびをすると疎ましげな眼差しを入り口へと送る。 「ふぁ〜。まんまたちもねむいんだどぉ〜……」 「らぶり〜なれみりゃをゆっくりさせないなんて、ひどいかぜさんなんだどぉ〜」 ぐるぐる頭の中をかき回す眠気のせいで、楽しい家族の会話もどこへやら。きちんと戸口の閉じられた巣穴は 地中の温もりもあって眠気を覚ますほどの寒さもない。家族揃って言葉もなく、じーっと扉の様子を見詰めてみる。 ばたん、もしくは、ごつん。 静かになった部屋の中は、木の皮を引っぺがして接着用餡子で固めた扉は、今もガタガタいってる物音だけに 支配されてしまった。 今日は日中ずっとこんな感じだった。夜もこんな感じのままなのかもしれない。うるさいのは扉が立てる音ばかり ではなく、外の枯れ葉が擦れあう音、モノが落ちたり転がったりするような物音なんかも同じこと。 きっと、今日はとても冷たい風さんがゆっくりしていない一日なのだ。 さすがに閉じた戸をわざわざ開けてまで外の『かぜさん』に抗議する気にもならず、れみりゃ家族は寒気の 差し込まないおうちの奥からせめても大声を張り上げて呼びかける。 「かぜさん、ゆっくりするんだどぉ〜♪」 「ゆっくりしなきゃ、あとでさくやにいいつけるどぉ〜♪」 「「「ちゃくやにいいしゅけるどぉ〜♪」」」 ……と。 まるで、間延びした二匹の呼びかけをまるで理解したかのように、戸を叩く音が一時に止まった。 もちろん、れみりゃたちが風をどうこうできる訳もないのだが、餡子脳は全てを都合よく解釈するものだ。 「う〜♪ かぜさん、れみりゃがこわくてだまったんだどぉ〜」 「おちびちゃんたち、これでまんまぁとゆっくりできるどぉ♪」 「「みゃんみゃ、しゅごいんだどぉ〜♪」」 勝ち誇る両親に、それを真に受けて褒め称える子供たち。 万が一にも風の妖精がれみりゃの言葉に従ったのだとしても、それは引き合いに出された『さくや』が怖かったんじゃ? なんて謙虚な発想はゆっくりにはないわけで。 「「おちびちゃん、すーりすーり♪だどぉ〜♪」」 「「「すーり、すーり♪しゃわしぇだどぉ〜♪」」」 勝利の余韻に浸った家族、一頻り体を寄せ合わせる。 既に変な空気になった餡子脳の中では『かぜさんもさからえないこうまかんのおぜうさま』は伝説にすらなっているらしい――が。 ―――どがあぁぁんっ!!――― 伝説、粉砕。文字通りに。 「うーっ!?」 「と、とびらさんがこわれたどぉぉ!?」 「みゃんみゃーっ!? さささっ、さむいんだっどぉ〜!!」 「ゆぐっ、ゆっぐぢぢだい゛どぉ〜……」 いったい、何事が起きたのか。 突然入り口から大きな破壊音が響いたと思うと、薄く立ち上った土煙の向こうに壊れた扉と真っ暗な空が見えた。 お外とおうちの間を遮るものはすでになく、びゅうびゅうと吹き込んでくるのは、冬の夜の容赦ない寒気。 両親れみりゃには一つ思い当たることがあった。こんな時期、 「う〜っ……もしかして、れてぃがきた!?」 「れてぃやだどおおぉぉっ!!?」 「「みゃんみゃぁ、きょわいどぉ〜!!」」 地中の巣に篭っていたのでは、長く伸びるれてぃの舌からは逃げられない。 かといって、出口が一つしかないこの巣では、外に出るのはわざわざ「おたべなさい!」するのと同じ事だ。 進むは地獄、引く事は出来ず。まさしく進退窮まった状態で、一家はお星様が綺麗に覗くおうちの入り口から 長く伸びる死への誘いがやってくるのを、ただ身を寄せ合い震えながら待ち受ける。 両親はせめて子供だけでもと、背中、巣の奥に子供たちを押し込めて守るが……蟷螂の斧、報われるまい。 「……う〜?」 「う〜、う〜?」 そう、親子揃って観念して、しばらく縮こまっていた。 扉が壊されてからすぐ。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからちょっと。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから少し。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから大分。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからしばらく。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからかなり。れてぃの舌は、入ってこなかった。 「……う〜? れてぃ、ちがったどぉ?」 「うっう〜♪ ちびちゃんたち、もうしんぱいないどぉ〜」 「「「……う〜?もうだいじょうぶだど?」」」 さすがにこれは、れてぃではないらしい。 恐怖がゆっくり溶け、疑念に変わり、安堵に移り変わるまでたっぷり十分ほどは待った。 最後まで、れてぃの舌が入ってくることはなかった――怖がる必要なんてなかったのだ。 「うっう〜♪ おぜうさまのれみりゃにこわいものなんかないどぉ♪」 「みゃんみゃはとてもつよいんだどぉ〜♪」 「つよいまんまぁはおうちのとびらもさくやがいなくてもなおせるんだどぉ〜♪」 「みゃんみゃはなんでもできるんだどぉ〜」 そうと知ると、一転して強気である。餡子脳には先ほど見せた自分の(親の)みっともない姿なんて欠片も残ってない。 扉が壊れた原因を、突き止めようという考えすらなかった。 ただ、そんな餡子脳でも流石に扉を直さなければというぐらいの思考はあるらしく、両親を先頭に寒気厳しい外界との 入り口に向かう。一応野生で生きてきたれみりゃである。扉の作り方、治し方ぐらいは知っている。 「……とっ、とびらさんがどこかいくんだどぉ〜」 ただ、一から作るとなるとさすがにこの時期、面倒だ。 壊れた扉に逃げられては困る。だから真っ二つに割れた扉の片割れが、急に巣穴の外の方へと動き出したことにれみりゃは 少し慌てて這う速度を上げる。 「う〜、おいかけっこだどぉ〜♪ とびらさん、ゆっくりまつんだどぉ〜♪」 「はやくつかまえるんだ……どぉ?」 どうして扉が動き出したのだろうか。 風の仕業だろうか? そんなはずはない。扉は中から外に動いているのに、風は外から中に吹き込んでいる。 巣穴が斜面になっているから? それなら滑り落ちる方角が逆だし、巣穴はそんなに急な角度で地面に潜っている訳ではない。 その答えを知らず、考えもせず、家族は無防備に入り口近くまで近づいた。 「どうした……う〜?」 「「「うゅ〜?」」」 そしてそこで目にした光景に、全員が思わずぽかんとした。 巣穴の入り口、そのすぐ側。覗き込む顔がいくつも、いくつも。見知ったものばかり並んでいたからだ。 「う〜!? あまあまがいっぱいいるどぅ〜♪」 「あまあまがいっぱ……い……」 やがてれみりゃたちの口から漏れたのは、喜び半分、驚き半分。 巣穴から見えるのは、れいむが三匹にまりさが四匹。 喜びはおいしいあまあまが向こうから巣の近くまで来てくれたからで、驚きはこんな冬場に外をうろつくゆっくりがいる なんて思っていなかったからだ。 「……う〜☆ たべきれないんだどぉ〜♪」 「「「うー! たーべちゃうぞー!!」」」 よく考えたら起き抜けで、ちょうどおなかがすいていたところだ。 親れみりゃと子れみりゃたちは、みんなそろってお決まりの台詞をごはんになってくれるあまあまたちに投げかけた。 もそり、もそもそ。 ……反応が、おかしい。まるで恐れる様子のない獲物たちの様子が、ちっぽけなれみりゃの肥大したプライドに小さな 棘となって突き立った。 「……? あまあまのくせに、さからうつもりなんだどぉ〜?」 のそり、のそのそ。 反応は、変わらない。 恐れるでなく、猛るでなく、のっぺりとした笑顔を浮かべたままで蠢くだけ。 まるでこちらの存在を軽視――むしろ無視するかのようなその態度。自分が軽んじられていることを自覚するに至って、 ようやく状況に思考が追いついた。 扉を壊したのは、こいつらではないか。 おひさまがある間から、おうちの周りでがたがた物音を立てていたのもこいつらではないか。 たかがあまあまが。 このこうまかんのおぜうさま相手に。 勝てるわけもないのに、一体なんのために? 「……う〜。どっちでもいいどぉ〜」 「はやくごはんにするどぉ〜♪」 「「「うっう〜♪ ごはんだどぉ〜♪」」」 その理由がなんであるにしても、食ってしまえば同じことだ。それ以上小難しいことを考えるのは、れみりゃの脳には 手に余ることだった。 もういい、めんどうだ。何匹いるか知らないが、こいつらをご飯にしよう。みんなおなか一杯になってもまだ残るなら、 この冬の保存食としてありがたく巣の奥に保管させてもらえばいいのだから。 早々に思考を打ち切って、両親れみりゃは子を引き連れて寒い巣穴の外へと這い出していく。 そして、外の空気にじかに触れたれみりゃ家族の体はたちまちのうちに凍りついた。 「……だれつかられみりゃたちのごはんになってくれる……んだ……ど……?」 いや、凍りついたのは体ではなく心だ。だぶついた顔からは、満面の笑みが凍って砕けて消し飛んでいる。 巣穴を、出た。 外の景色が見渡せるようになった。 見渡す限りに、あまあまがいた。 そう、見渡す限りに。 数十、といった数ではない。 成体のれいむとまりさを中心に、百を軽く超えるゆっくりがひしめいていた。 れみりゃが空を飛ぶことを思い出していれば、百や二百で利かない数と、ずらりと敷かれた陣列の後ろの方にみょん種や めーりん種の姿がある事にも気が付いたかもしれない。 だが、どうせ三つ以上の数を数えられない餡子脳だ。『とてもたくさん、いろんなあまあま』ぐらいにしか考えられなかった かもしれないが……。 それでも。同じ高さで目の前に見える数しか把握することができなくても、流石に今なにが起ころうとしているかぐらいはわかる。 襲うものと襲われるもの。 その逆転が、今まさに起ころうとしているのだ。 「……っ。あまあまは、たべられるものなんだるどぉーっ!!」 気付かなければいいのに、察してしまった。 知性などないに等しいれみりゃなのに、気付かされてしまった。 心の中に急激に広がる真っ暗な何かを、知ってしまった恐怖を振り払う為に親れみりゃは叫んだ。 叫ばなければ、子供の為に立ち向かう意志が挫けそうだった。必死の形相へと変じた顔色からは、狩猟者としての精神的 優位など疾うの昔に消え去っている。 まるで風のように、親れみりゃたちは奔った。 父れみりゃの正面すぐ近くにいたれいむの顔面が弾け、突き抜けた腕がその後ろのちぇんの眼球を抉り出した。死んだれいむの 両脇にいたまりさとれいむが振り向くより早く、二匹の側頭部を父れみりゃの左右の腕が貫いていた。 母れみりゃの側方、仲間のれいむやまりさを挟んでやや間合いを取っていたぱちゅりーは、跳躍して直上から襲い掛かる 母れみりゃに踏み潰され、あっさりと大量の生クリームを吐いて死んだ。その周囲を固めていた四匹のれいむとまりさも、力尽くの 強襲にろくに抵抗することもできないままただの動かぬ饅頭へと変えられた。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むれいむやまりさ、ちぇんやぱちゅりーはただの中身を垂れ流す饅頭へと変えられてゆく。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むゆっくりたちの陣列に穴が開く。 両親れみりゃが進んだ後には、たちまち孤島を取り巻く潮の満ち引きのごとく、取り囲むゆっくりに新たなゆっくりが補充される。 声もなく屠られ、声もなく足されてゆく。 それはれみりゃと同じゆっくりというナマモノではなく、ただのゆっくりという記号、数字として親れみりゃの前に分厚く、 冷たく立ち塞がった。 「う、ひぁっ……!」 一体、あまあまはどれほどの数がいるというのだ。 幾ら殺しても目の前の獲物がまったく減らないという事実にやっと気が付き、父れみりゃが乱れた息にやがて来るべき破局への 怯えの色を滲ませた。 夫婦それぞれ十を潰し、十を引き裂き、十を貫き、十を噛み破り、その全てを容赦なくばらばらの餡子の塊へと変えた。その間、 無言で襲い掛かる無言のゆっくり達を蹴散らし寄せ付けず、れみりゃは傷一つ受けていない。 でも、あまあまは逃げない。逃げずに、最初のゆっくりできない笑顔を浮かべたままで突出した二匹を取り巻いている。 にこにこではなく、にやにやと。一様に作ったような、相手を、獲物を。 れみりゃという、狩られるべき獲物を、明らかに作られた笑いを一様に浮かべて。 「ゆっくりしていってね!」 ただ、明るい呼び掛けが返ってきた。 散々仲間を殺されたというのに、何の心も篭らない、無駄に明るい呼びかけだった。 ああ、と両親れみりゃはようやく理解する。 こいつらには、怒りはない。恐怖も知らない。笑顔を浮かべているけど、楽しいことすら知らない。 役割以外の何も知らないから、何もかも失っても平気なのだ――命を失うことの恐怖すら、この連中は知らないのだ、と。 「うぎゃああぁぁっ、まんまぁああぁぁぁあっ!!」 「だずげでええええええぇぇぇっ!!」 愕然として棒立ちになるれみりゃ夫婦の後ろの方から、求める子供たちの悲痛な叫びが聞こえたように思う。 気が付けば、すでに巣穴から遠い。意図したものか、そうではないのか……いずれにしても、戦ううちに両親と巣穴は遠く離れ、 子供たちは敢え無く敵の手に落ちてしまったのだ。 悲鳴は長く、しかし元気に続いている。 どうやら子供たちはその身柄を抑えられただけで、すぐに危害に晒されているわけではないらしい。 でも、今の両親にとってもうそんなことはどうでもよかった。 「……うっ……うぅっ、うううううぅぅぅああぁぁぁっ!?」 「ぐるな゛っ、ぐるな゛っ! じゃぐや゛! じゃぐや゛あああぁぁぁっ!!!」 死が、あまりにも確実な死が、自分たちの目の前にも迫っていた。 例え今は捕まるだけでも、後で必ず殺されて食べられる。飛んで逃げるにしても、間合いがあまりに近すぎた。体がふわりと 浮かんだと思った瞬間には、無防備な足や腹に食いつかれ、力尽くで地上に引き降ろされるだろう。 そうなった時にはもう戦う力も残っていない。そこから先は、なぶり殺しだ。 その確実な未来を、目の前の『生きていない』笑顔の群れが担保している。 無機質な笑顔を連ね、瞬きのごとに縮まる彼女らとの距離。それはれみりゃたちが三途の川へたどり着くまでの道のりに等しい。 どれほどれいむを殺しても、どれほどまりさを壊しても、ただの黒ずんだ餌になったあまあまたちからすらその不気味な笑いを 消し去ることはできない。 それを、思い知ってしまった。何もかもが無駄だと、すでに二匹は知ってしまったから。 「ウサウサ☆ミ」 「ゲラゲラ☆ミ」 連中の作り出した分厚い壁、後ろの方から聞こえる二組の笑い声。その声にだけ、意志の存在がはっきりしていた。 そしてその二匹の意志が、ここにいる全てのあまあまの意志を支配している。そのことに、母れみりゃも気付いた。 それと気付いた所で、この分厚い壁がある以上どうなるということでもないのだが。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりさせてあげるね!」 「ひめさまをゆっくりさせてね!」 「ゆっくりしね!」 ――虐殺がはじまった。 一斉に、だがばらばらな内容の言葉を叫んで無数のゆっくりが全周囲で動いた。 不気味な笑顔は崩れない。まるで同じ笑いを浮かべた連中が、れみりゃたちを『ゆっくり』させるために襲い掛かる。 「でびりゃのおべぶぇぼびゅぁっ!?」 「ゆっくりしね!」 「ゆっくりしね!」 心がほとんど折れかけていた父れみりゃは、その動きに反応することができなかった。 前から飛びついたれいむに腹を噛み破られ、服を毟り取られてようやく我を取り戻すがもはや遅い。 後頭部にちぇんが、肩口にまりさが、左右の足にまた別のまりさが、次々と食いつくゆっくり達の中にたちまちれみりゃの 体が消えてゆく。 「でっ、でびりゃのでびりゃがあああぁぁぁ!!」 母性の役割を受け持ったれみりゃの性質だろうか、まだ生きる意志を強く失わなかった母れみりゃが、襲い来るゆっくりを 力任せに振り払いながら、目にした惨状に何度目かの絶叫を上げた。 連れ合いに食らい付いたゆっくりが歪な形に固まって、その姿はまるで葡萄の房のよう。 中の様子をうかがい知ることはできない、だがもはや生きてはいないだろうことは母れみりゃにも容易に知れた。れみりゃ種の 再生力といっても、限度はあるのだ。 「ゆっくりかむよ!」 「ぎや、いぎゃっ! ご、ごろじでやるううぅぅ!」 「ゆっくりひめさまにもってかえるよ!」 右の腕を噛み砕かれ、羽根を食い千切られ、あられもない悲鳴をあげて、なおいきり立つ。 捕食種のプライドではない。囚われた子を救う為でもない。殺された伴侶の仇だからでもない。 ただ単に、そうしないと、生きられないから。 早くも再生を始めた傷口から迸る肉汁。それが一張羅を汚すことを気にする暇もない。 残った左腕でなぎ払い、叩き落しためーりんを踏み潰し、咥えた枝を顔面に突き立てようと襲い掛かってきたみょんを 真っ向から噛み潰す。 「う゛あああぁっ!! ごろずっ、ごろじでやるううどおぉぉ!!」 「ゆっくびゅべっ」 口を餡子まみれにして、天に向かって吼え猛る様はまさに獅子奮迅――だが、悲しいかな。もはやれみりゃは単騎であった。 さらに不用意に近づいたみょんを蹴り飛ばす間に、今度は左腕が噛み千切られた。両腕がなくなると、腹と足が噛み千切られる まで一瞬だった。 「ううぅぅぅっ、う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!」 もはや立つ事もできなくなった体をパージして顔だけとなり、それでもなお前へ、前へと目指す。 そこに、さっき聞こえた笑声の主がいるはずだった。この群れの意志を支配する存在がいるはずだった。 そいつさえ殺せば、そいつを殺す事にしか、この場を切り抜ける可能性をれみりゃは感じとることができなかった。 そして、その可能性は結局の所、ほんの欠片ほども残ってはいなかった。 「うううぅっ……うびゅいいぃぃぃっ!!」 「うさっ♪」 「げーら♪」 頭をパージして、二度ジャンプした。 二度ジャンプしただけで、両脇から飛び掛ってきたゆっくりにプレスされ、地べたに落ちた。 「う゛ぅぅ……う゛ーっ! う゛っう゛う゛ぅ゛ぅ゛!!」 最初に感じたのは潰された痛みと、地面に打ち付けられた痛み。 それを圧倒したのは、助かる見込みが完全にゼロになったという恐怖。 「ぼうやべべええぇ、おでがいじまづうぅぅ!!」 聞き入れられることなんかない、そう知りつつれみりゃは命乞いを叫んだ。 自分が何匹殺したか、自分の家族がどれだけ殺されたか、そんなことは頭の中になかった。 「うさうさ☆ いいよやめてあげるよ♪」 「……うー?」 一瞬、痛みと恐怖が消し飛ぶかと思った。 次の一瞬に、それが錯覚だったと思い知った。 「……これいじょうばらばらにして、あんたまでおうちでひめさまのごはんになるまえにしなれちゃこまるからね♪」 「げーらげーら!!」 それくらいなら、まだしなないでしょ。 うさぎ耳のゆっくりたちは、そう冷たく囁いて笑っている――当たり前の事だが。母れみりゃの最初の予感が、正しかったのだ。 「ぃ……ィやだどおおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!」 「れいむのおくちのなかでゆっくりしていってね!」 「ばらばられみりゃをうんぱんするね!」 「ゆっくりひめさまのごちそうになってね!」 泣き喚くれみりゃの体に数多のゆっくりが群がり、その体を手際よく解体していく。 れみりゃの強力な生命力も見越して、生死のぎりぎり、中身が漏れぬよう、適度に塞がるよう。 周囲を削り取るように、抵抗力を完全に奪って運ぶのだ。 「ゆっくり!」 「ゆっくり!」 作業が進むにつれ、長く響いていた泣き声は徐々に擦れ、小さくなり、ゆっくりたちの声の中に消えてゆき。 やがて一際大きなれいむの口に収まる程度にまで縮小される頃には、限界ぎりぎりまで体を剥ぎ取られたもうれみりゃの声は 聞こえなくなっていた。 五体ばらばらにした母れみりゃ、肉片となった父れみりゃ、完全に怯えて抵抗の意志も見せない赤れみりゃ。 そして両親れみりゃに殺された、百に迫る仲間のゆっくりたちの死体。 その全てを『獲物』として、未だ数百を数えるゆっくりたちの隊列は『おうち』への帰路に着く。 「……んーっ。かなりへったかな」 「げらげら!」 「まあもんだいないよね」 「げらげら!」 わかっているのかいないのか。 同じように仲間――というより配下の隊列を後ろから眺めながら、ただげらげらと笑うだけのうどんげに構わず、てゐは体を 前に傾けて頷くような仕草を見せた。 「うーん、だよね。へったぶんは、ひめさまとおししょうさまがつくればいいんだし」 「げーらげらげら!」 少し、うどんげの笑い方が変わった。何か意味のある内容なのかもしれない。 それの証拠にゆっくりてゐのウサギ耳がぴょこんと動き、彼女はにんまりと皮肉っぽい笑顔を見せてうどんげの方に頷いた。 「うさうさ☆ じゃ、かえろっか」 * * * 「ゆっくりしないでね!」 「ゆっくりいそいでね!」 既に季節は冬の入り。本格的な降雪はまだだが、外界には既にろくな食べ物がない。 本来なら、ゆっくり達は既に餌を巣穴に溜め込んでゆっくり冬篭りに入っていなければならない季節のはず。 となると、今聞きなれた挨拶の声に送られて落ち葉に埋もれた巣穴から飛び出してきたみょんとちぇんの二匹は、十分な食べ物を 集め損ねた怠け者ということになる。 ここが普通の巣であるなら、という但し書きがつくのだけど。 「ちんぽー!」 「わかるよー、ゆっくりいそぐんだねー!」 凍月は既に山の上に上り、飛び出したみょんとちぇんはちっともゆっくりしてない忙しなさで一直線に走り去ってゆく。 周囲の様子には脇目も振らない二匹の表情には、どこかしら作り物めいた笑顔が張り付いていた。 愛で派と呼ばれる人々からは愛くるしいと、虐待派と呼ばれる人々からはふてぶてしいと称されることの多い大きな双眸には意志の 存在が見られない。 生き饅頭がゆっくりと呼ばれる所以、『こころ』の存在が、どこにも感じられず――しかしこの生き饅頭たちもまた、ゆっくりと 同じように喋り、飛び跳ね、駆けて行くのだ。 「ゆぅ……もんだいなくおわれば、いいのだけどね」 全速力で徐々に遠ざかっていく二匹の姿を見送って、入り口に佇むえーりん種がぽそりとかすれた呟きを洩らした。 このえーりん種は、ゆっくりであると確かにいえる。見詰める両の眼差しには、確かな意志と知性の力が宿っているからだ。むしろ ゆっくりにしては不相応なほどの強い光を宿した両眼を不安に揺らがせ、えーりんはその場を動かない。 「じゃお?」 まるでアストロンでも掛かったかのように身動きを止めたえーりんに、背後に控えるめーりんが気遣わしげな声を掛けた。 どうやらこの巣穴の門番らしい。その気遣いはえーりんの様子というよりはこの寒い中に開け放たれたままの入り口へと向けられて いるのだろう、自分と『扉』――枯れ枝と枯葉を組み合わせ、少量の餡子で固めたもの――を見交わすめーりんに冷ややかな一瞥を投げ、 えーりんはわざとらしい溜息を一つ吐く。 「……ゆっ。わかったわ、しめてちょうだい」 「じゃおっ!」 きびすを返すえーりんの後ろで、手馴れた様子で数匹のめーりんが手早く扉を閉ざしていく。 扉が覆う面積を増すに伴って巣穴の中を照らす光量は乏しくなり――だがしかし、ゼロにはならなかった。 ぼぉっと巣穴を包み込むのは、月のように淡く儚い金緑色の光。 その光が照らし出すのは、深く深く、冥府まで招き入れるような外界の光を拒む大きな洞穴。 「ひめさまにほうこくしないと」 その光――巣穴(それは既に洞穴に近い)一面にヒカリゴケが生み出すエメラルドの輝きに照らされて、えーりんはゆっくり二匹が 行き交えるほどの道を急いだ。 目指すはこのコロニーの長、何もしない支配者、『ひめさま』と称されるゆっくりかぐやの下である。 真社会性動物、という生き物の一群が、外の世界には存在している。 というよりも、幻想郷の中にもそれらはいる。スズメバチやアリの仲間がその代表で、哺乳類にもネズミの仲間が一種のみ存在する。 名前に社会性とあるように、その特徴は多数の同種で共同社会を作り上げて生活する点にあるが、真社会性動物は人間他の哺乳類の ような社会性動物とは幾つかの点において違っている。 一つには、繁殖活動を行う個体と行わない個体がカーストとしてはっきり分かれていること。 一つには、共同して子供の養育を行うこと。 一つには、複数の世代に渡って共同生活を営むこと。 少なくともこの三点、特に不妊の個体が存在する事が重要な要素となる。 繁殖個体は目的にあわせて数多くの子を生む。 生むだけで、育てない。子を育てるのは、ある程度育った他の子供。その中でも労働カーストに育った個体だ。 兵隊カーストも育児や餌集めには参加しない。その代わりに、巣穴の防衛という重要な任務がある。 この巣穴に暮らすゆっくりの群れも、まさにその真社会性に区分される成り立ちから形作られた群れだった。 辺境にしか住まない上、地中でその生活の大半を過ごす生態のために、一つの群が大きい割には人にはその存在を知られていない。 ゆっくり達も、辺境地域の群れ以外はあまり知ることはないだろう。 実際、不幸にして中央から流れてきたあのれみりゃの家族はこんな存在を知らないがために、安易に彼らが支配する領域に 住居を構えてしまったのだ(もちろんこの地にも彼らの巣の先住者のように、家族単位で暮らすゆっくりも多くいるのだが)。 全てのカーストに属するゆっくり達が、ほとんど例外なく目的別に産み分けられた親族だ。真社会性を持つゆっくり種は、女王が どの種であるかに関わりなく、作業目的によって子を産み分けられるらしい。 働きゆっくりはれいむやまりさ、ぱちぇりーやちぇんなどに。 兵ゆっくりはめーりんやみょん、より上位の個体としててゐやうどんげに。 昆虫や鼠に比べれば多少の知恵を持つゆっくり独自の特徴的な例として、知的労働階級としてえーりんが存在する。 そして繁殖階級即ち女王として――まあ、この巣では女王はおらず、ひたすらに怠惰な姫君が代わりに君臨しているのだけれど。 「ひめさま」 「ゆっ。えーりん、ゆっくりしなさい。おいしいれみりゃはてにはいった?」 報告に入るなり、奥の間から掛けられた言葉に側近のえーりんは脱力する思いだった。 もともと、この冬場に働きゆっくりと兵ゆっくりを大勢繰り出してれみりゃ狩りなんぞを試みたのは、完全にこの引き篭もりの姫君が 唐突に言い出したわがままのせいである。 最大で数千にもなるこの種のゆっくりの巣だが、通常種でも同種を捕食するようになる特性にあわせて、枯れ葉と排泄物を混ぜ合わせた 『畑』で巨大キノコを栽培するなどして食料状況に問題はないのだ。 ……支配者の気まぐれでこの手の贅沢を言い出さない限りは。 普段はほぼ先天的に自由意志を奪われた働きゆっくりの姉妹を馬鹿にしながらも、こういう理不尽に付き合わされる時ばかりは 自由意志があるばかりに直面させられる悩みに苦しむえーりんである。 「ゆっ、今はそれどころじゃないの。じゅんかいの『つきのししゃ』が、よそのむれにこうげきされたのはおぼえてる?」 目標を捕獲した、という情報は入っていたが、えーりんはとりあえずその問い合わせを一蹴した。 れみりゃを捕獲したうどんげとてゐの狩猟部隊が、同時にもたらした報告のほうが何倍も重要だったからだ。 つきのししゃ――かぐやの巣では、兵ゆっくりはそう呼ばれる。冬場であるにも関わらず、縄張りの巡回に借り出された『ししゃ』が 正体不明のゆっくりに襲撃されたのは、一週間ほど前のことだった。 正確には最初に次々と襲われたのは働きゆっくりで、兵ゆっくりは生き残りの連絡を受けて見回りに出かけたところを襲われたという 順番である。 ただ、地上に出かけた働きゆっくりが天敵に襲われて連絡を絶つなんて事はいつものことなので、生き残りの報告が出るまで誰も問題 だとも思っていなかっただけだ。 この群れのゆっくり達は、かぐや種とえーりん種以外の生命の維持に関心を払わないのである。 「ゆぅ? おぼえてるけど……もこうのしわざじゃなかったの?」 そのことは、かぐやもまだ覚えていた。しかし、同時にすでに解決したものだとも思っていた。 このかぐやの巣から森を一つ挟んだ向こうに、やはり真社会性を持ったゆっくりもこうを女王とする群れの巣穴があった。 かぐやの群れとは代々縄張りを巡って対立し、何度かお互いの巣の奥深くにまで攻め入るほどの激しい戦い――増えすぎたゆっくり 人口の調節という側面を強く持つ――を交えた宿敵と呼ぶべき相手だ。 お互いに同等の勢力を持つ群れである為に、屋外の戦いで勝利しても相手の巣穴を攻め切るまでには至らないまま泥沼の抗争が続いて いる両者が、そろそろ前の戦いから随分時間が経っている。 そろそろあちらの動きがあってもおかしくない頃合だから、どうせまた小競り合いでも起きたのだろうと思っていたのだが。 「それもかのうせいとしてはきえていないけれど……」 「ゆぅん。べつのよそものがみつかったのね」 言いよどむえーりんの様子に、かぐやはその先を察して面白そうに口の端に笑みを灯す。 かぐやもえーりん同様、ゆっくりにしては知性の高い種だ。普段は何事にも面倒くさがりな正確が災いして通常種ゆっくり以下の 鈍重さを見せるのだが、興味が沸いたことには積極的になることもある。 「どこからきたかしらないけど、ながれゆっくりをみつけたわ。ドス、とかいうまりさがじょおうらしいの」 ドス、という言葉を口にした時、えーりんはまるで知らない未知の何かについて話す人特有のあいまいな表情をした。 ゆっくりかぐやにしても、人間が首を傾げるように頭部しかない体をやや右に傾けて、聞きなれない言葉が意味する所を探りあぐねている。 二匹は『ドス』が何を意味するか知らなった。通常のゆっくりと異なる習性に生きる彼女たちに、ドスとなる個体は存在しない。 繁殖種はゆっくりを他のゆっくりさせる存在ではなく、他のゆっくりにゆっくりさせられる存在だからだ。 だが、群れの経験が培ってきた知識としては知らずとも、どこかざらついた感覚が『ドス』について思うたびに餡子脳を這い上がる。 なにか、ゆっくりとしての本能というべき部分が二匹に強く訴えかけていた。それと戦うべきではないと。 それはただ大きいだけではない。まともに正面から戦ってはいけない存在だ。 戦いを挑めばゆっくりできなくなってしまうかもしれない、と。 「……ゆぅ。どうせふゆなんだし、ゆっくりしすぎたやどなしなんてほっておいてもいいんじゃないの?」 「いいえ、ながたびでよわってるみたいだもの。いまたたかったほうがらくにかてるわ」 だがその本能から来る警告が二匹に齎した結論は、まるで正反対のものだった。 即ち、根が怠惰なかぐやが選んだのは、いずれ消え去るだろう存在をはじめから無視するという選択肢。 即ち、根が慎重なえーりんが選んだのは、或いは生き延びるかもしれない存在をあらかじめ除去するという選択肢。 どうして、とは聞かない。理由ならお互いわかっているから。 相反する結論を得た二匹はお互いにしばし無言で見詰めあい、沈黙の中に相手の反応を待ち続ける。 「……ゆゆ。わかったわ、えーりんにまかせる」 ……ほどなく、先に折れたのはかぐやだった。 この群れの『ひめさま』であるかぐやの役割は、考えることでも決断をくだすことでもない。それはえーりんの役割だ。 だから、かぐやはえーりんの判断にことを委ねた。 そうだ。群れでのかぐやの役割は、知的労働ではない。 「わかりました。ではひめさま……なにを?」 兵ゆっくりや働きゆっくりに新たな指示を出す為、ひめの間を辞去しようとしたえーりんが、当惑を隠さぬ声で問うた。 それもそのはず、いつの間にかえーりんのすぐ側に寄り添ったかぐやが彼女の頬を甘噛みしてきたからだ。 「ゆっくり、していきなさい」 「かぐや、いまはそんなこと」 「ちいさいけど、いくさなんでしょう?」 かぐやは、繁殖相手としてえーりんを求めているのだ。このゆっくりできそうにない忙しい時に。 えーりんもこの世代が一つ下の主君とは、もう長い付き合いである。呆れと共に姪の意図を理解して、とんっと軽く突き放す。 だが窘めようとするえーりんにさらに体を寄せて、ゆっくりの姫君は蕩けるような笑みを血縁でいえば叔母にあたる腹心へと向ける。 「ししゃのかずがへるぶん、かわりをつくっておかないと……ね?」 「……もう、かぐやったら」 かぐや種は同種に働く強力なフェロモンを持つという。 それでなくともかぐや種と強い相互依存性で結ばれたえーりん種が、その誘いを拒むことはゆっくり離れした知性をもってしても難しい。 それ以上えーりんは拒絶の言葉を口にすることなく、かぐやを受け入れた。 ヒカリゴケの燐光の中、二匹の影が一つに重なる。 明日には多くの働きゆっくりの実が、かぐやが長く延ばした茎に連なるだろう。 そして巣は何事もなかったように日常を続けるのだ。 一握りのゆっくりを、ひたすらに他のゆっくりがゆっくりさせ続けるだけの日常を。 続
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雪+ 雪:こんばんはです。 雷:こんばんは。 ウェイトレス&ウェイター カーマイン・D様、いらっしゃいませ~! 剣と盾 (すらっとした長身の女性と割と背の小さめの女性) 雪+ 雷:こんばんは。 カーマイン・D 俺のタァァァァァァァン、ドローッ!(突如窓をけ破り、デュエルディスクっぽいものからカードをドロー) 渚 あは、シュネーちゃんどしたのー。かわいいねー♪(にゃはー) カーマイン・D トラップ発動! 強制脱出装置! ってあれ!?(突如床がバネになり、遥か上空へ吹っ飛ぶ) ウェイトレス&ウェイター カーマイン・D様、有難う御座いました!又の御利用を御待ちしております! 剣と盾 小さい:おうおう、ここが例の場所かーなんか変な場所だな ウェイトレス&ウェイター VITAE様、いらっしゃいませ~! VITAE こんばんは。 雪+ 雪:あ、えと、ホワイトデーですから!>渚さん 雪+ 雷:こんばんは。 ウェイトレス&ウェイター 水晶様、いらっしゃいませ~! 渚 こんばんはー(あはー) 剣と盾 長身:わぁっ、いったい何なんだ、今人が、おい、人が!? 水晶 み:まあ、悩むほどのことでもありませんわね。 あ:ちゅいーっす! 雪+ 雷:こんば…… 鼠:こんばんは! 雷:(´・ω・`) 雪+ 雷:よくあることだ。>でかいの VITAE 本日はホワイトデーということで、アメを自作してみたんです。(色とりどりの飴玉が詰め込まれたビンを出す) 雪+ 雷:んー、こんなとこか。幸い女子ばかりだな。 剣と盾 長身:よくあるのか…・・・いやいや、ないだろう、あるわけないだろう!! 雪+ 雷:お、美味そうだな。(にこり>ヴィタエ 渚 ホワイトデーだと、おしゃれさんになるのー?(リボンをひっぱたり整えたりしつつ)>しゅねちゃん 雪+ 雷:世界は広い。>でかいの 剣と盾 チッサイの:おーすげぇな、これは防御設備につかえそうだな(まじまじとトラップ見る) VITAE あ、先ほど吹っ飛んだ人物はお気になさらないでくださいね。あまり気にしてると憑きますから。(満面の笑顔で)>長身の子 雪+ 雪:あ、いえ、その。(てれてれ>渚さん 剣と盾 長身:世界は広いのか……いやいや、そんなことは、そんなことで片づけられるか!! VITAE よろしければどうぞ♪(アメのビンを差し出して。味はランダムで、たいていは普通のフルーツ飴のはずだが……?)>ALL 雪+ 雷:ハーゼの奴がクッキー焼いてた。お前らによろしく、だそうだ。 渚 初めましての方がいますねー。私は柚木渚でっす。よろしくー♪ 剣と盾 長身:い、いや、怪我なんてしていたら大事だろう!? VITAE 自己紹介しておきましょう、私はVITAE、気軽にヴィー、とお呼びくださいな。 雪+ 雷:じゃあ、一つもらおうか。(ひょいぱく、ころころ)うん、美味い。(にへ>ヴィタエ VITAE カーマイン・D 世界は広いんだぜお嬢ちゃん?(急に背後に現れる)>長身娘 雪+ 雷:私がエクレール。こいつがシュネー。こいつがレミングだ。(別々に指差し) 鼠:思いっきり間違えてるだろ。 剣と盾 ちっこいの:……(じーっと見て)ユズキナギサ、黒い髪……いや、まさかな(うぅーむ) 水晶 あ:お、見ない顔があんな。いっとくか? み:ですわね。 渚 髪がどうかしたー?(うにゃ? と首かしげて) VITAE カーマイン・D まぁ固定観念にとらわれないようになーっと(ハーゼ君が作ったというクッキーをひょいぱく) 水晶 あ:あたしはアキラ。見ての通りの高校生だぜ。 み:私はミナ。右に同じく、ですわ。 雪+ 雷:とりあえず、適当に食ってやってくれ。別に残してもいいが、さすがにかわいそうだ。 剣と盾 ちっこいの:とりあえずあたしはアルフィナだ、よろしくな(にっ) 雪+ 雷:野郎の作った菓子を食って楽しいか?(おいしい>カーマイン 渚 わーい、ありがとー! いただきまーす。(アメを一つとってひょいぱく)>ヴィタエさん VITAE カーマイン・D んー、美味いが、これ作った奴は女から嫉妬されるだろーね。(ひひひ、と笑いながら)>エクやん VITAE (おめでとう、メロン味だ!)>なぎー 剣と盾 ちっこいの:あー知り合いに黒い髪でなんとなーくお前と似た感じの知り合いがいるもんでな。ちょちょっと気になっただけだ。>ナギサ VITAE はい、よろしくお願いしますね。(にこり)>アルフィナ 渚 うまうまー。(ころころ、と飴舐めながら) 雪+ 雷:まぁ、腹減ったと泣きつくと何か作ってくれるからな。便利な奴ではある。>カーマイン 渚 うんー?(首かしげつつ、ぽんぽん、とリボンを軽く叩く。よしできたー、と満足げに)>シュネーちゃん 剣と盾 長身:……こ、これは自己紹介をしなければいけない流れなのだろうか……(おろおろ) 剣と盾 アルフィナ:おー、これなんだ? キラキラしているな、食いもんか?(キラキラ) VITAE カーマイン・D (指パッチン。強制脱出装置の床バネキミック解除)……ホワイトデーか……別にバレンタインデーにチョコ貰わなかったとか、そんなことはないぞ?(泣きながら) 渚 アルフィナちゃんねー。よろしくー(あはー) 雪+ 雪:え、えへへ、これがお返し、です。>渚さん VITAE 飴です。あ、噛み砕かず、口の中で転がすようになめて食べるものですよ。>アルフィナ 渚 これ?(うにょ? と首をかしげて) 雪+ 雪:私、というか……。あの、さっき、渚さん、楽しそうでしたから(てれてれ>渚さん 剣と盾 アルフィナ:ほうほう、では早速……(ぱく) 長身:おい、アルフィナっ、そ、そんなものを何の躊躇いもなく口に入れるなんて! VITAE (おめでとう、ブドウ味だ!)>アルフィナ 雪+ 鼠:……この流れだから、出しとく。ちょうど、くれた人も、いるし。(マシュマロをなぎーとアキラさんに渡す) 剣と盾 アルフィナ:おぉ、この味は……なんか口にしたことあるけどおもいだせねーっ!(うぅーん 雪+ 雷:よし、あと一つ貰おう。(飴ちゃんぱくり 渚 あは、確かにちょっと楽しかったー。>しゅねちゃん VITAE (おめでとう、イチゴ味だ!)>エクやん 渚 わ、ありがとー。気を遣わなくてもよかったのにー。(嬉しそうに)>レミング君 剣と盾 長身:(こ、こいつらに危機感というものはないのだろうか、あのような得体のしれぬものを口に運ぶことなど……) 水晶 あ:お? いいのか、これ?(嬉しそうに>レミング VITAE カーマイン・D へー、意外と好評じゃん。じゃあ俺も。(ひょいぱく。ジョロキア味。)すっぱ辛ぁ!? 雪+ 雪:ちょっと昔に戻った気分です。(恥ずかしそうに>渚さん 雪+ 鼠:……皆にはやし立てられたから。>渚さん、アキラ VITAE ヴィー あ、あれー? カーマイン くっ、ドジッ娘フィルターがこんな斜め上の方向に発揮されてやがる! 雪+ 雷:うむ。(にへ) ……ほら、口開けてみろ。>でかいの 剣と盾 長身:やはり毒か!!(飴から離れる) 剣と盾 長身:貴様っ、どこかの刺客か! その毒で私を屠ろうとするつもりだろうがそうはいかない!>エクレール 剣と盾 アルフィナ:(あーあ、みたいな顔してる) VITAE だ、大丈夫ですよ! 変なの混ぜちゃいましたけど……そうそう変なのにはあたりませんって! カーマイン 俺当たっちゃったけど。>長身娘 雪+ 雷:ばれちゃ仕方ないな。安心しろ。バカにしか利かない毒だ。>でかいの 水晶 あ:お、マシュマロぢあーん。どれひとくちいただきまーす(ぱくん) おー、うまい!>レミング VITAE えー!?>ばれちゃ仕方ないな 剣と盾 長身;そのような事など信じられるものか!>ヴィー 剣と盾 長身:ふむ、そうなのか……いやいや待て! どちらにせよ毒が含まれているではないか!>エクレール 渚 あ、私からもお返しあるんだー。はい、あーん。(何か差し出し)>しゅねちゃん 雪+ 鼠:ちょっと高い奴、探してきたから。(ちょっと嬉しそう>アキラ 雪+ 雷:口に含むまで毒が入っている飴と入っていない飴の両方が存在する。>でかいの 雪+ 雪:ふぇ?(あーん 剣と盾 長身:(何だここは、あのような白くて何やら気持ちの悪いものを口にはこぶ輩…毒殺を全く気にしていないのか!?) VITAE カーマイン・D はっはっはー。逃げられないぞぅー。(魔法発動、バインド。長身さんに魔法のロープがからみつく!)>長身さん 渚 マシュマロかー。いただきますー。(えへへー、と笑ってぱくり) おいしー。……ってちょっと待って!? ちょっときて!(がし、とレミング君の襟首捕まえてずるずる引きずっていく)>レミング君 VITAE シュレディンガーの猫じゃあるまいし。って私の作った飴に毒なんか入ってませんってば!>エクやん 剣と盾 長身:その物体には当然毒が含まれているのだろうな……>エクレール 雪+ 鼠:わっ!? な、なんだよ!? 渚 (口の中に放り込む) 手作りマカロンでーす。どーかなー?(笑顔で)>しゅねちゃん 雪+ 雷:じゃああいつは?(カーマインさん指差し>ヴィタエ 剣と盾 長身:貴様っ!(剣を抜いて振り回す>魔法の縄 雪+ 雷:食べなきゃわからん。>でかいの VITAE ……ジョロキアは食べ物です!(どーん) カーマイン・D いや、食えなくはないけどよぉ。マズいぞコレ。すっぱからいのに甘いとかわけわからん味だし。>エクやん 剣と盾 長身;ならばいらん!>エクレール 渚 あ、シュネーちゃんちょっと待ってて! 今あげた一個以外にもまだあるから!(レミング君ひきずりつつ) 剣と盾 アルフィナ:おっ、なんだこれ、形はグズグズだが意外にいけるな(ばりぽり)>クッキー 水晶 み:・・・すごい絵ですわね・・・。>カーマインさん、長身の方 雪+ 雪:(もぐもぐ)……おいしいです。(ふぇー)……って、私もお返しもらっちゃ、なんだかお相子ですね。(たは>渚さん VITAE カーマイン・D 俺の拘束魔法だぜ? 物理攻撃じゃほどけねぇし、大半のレジスト魔法も効かねぇぞ?(ニヤニヤ)>長身さん 渚 (店の端っこまできて) どーして私とアキラさんへのお返しなのー?(むー、と睨みつつ)>レミング君 水晶 あ:なんだあれ、なぎーどうしたんだろ? 雪+ 雷:あー、もったいないことするな。>でかいの 剣と盾 アルフィナ:あー、すまん、一応アタシから謝罪しておく。一応同身分だからな(ぽつり)>ミナ 雪+ 雷:まぁ、いい加減な奴が作ったからな。>アルフィナ 渚 (あがが、なんか抜けてる) 雪+ 鼠:……え? 渚さんも、くれたでしょ?(きょとん>渚さん@むー 渚 どーして私とアキラさんへのお返しが同じなのー?(が、正しい) >レミング君 剣と盾 アルフィナ:ぎゃっはっは、いいざまだなおい(ゲラゲラ) 長身;アルフィナっ、貴様の差し金かっ!(むきー 剣と盾 アルフィナ:いや、くっちまえば形なんてどうでもいいさ。(ばりぼり)>いい加減な奴が VITAE カーマイン・D さあ食え。ほら食え。しゃぶれぇぇぇぇ!(黄色い飴玉を唇に押し付けながら) ヴィー あーもうやめてくださーい!(涙目でカーマインを止めようとしてる)>長身さん 渚 (というわけで間違ってたけど同じ反応でOK?w) 雪+ 鼠:……あ、なんていうか……。……アキラのやつのほうが、高い。>渚さん 剣と盾 アルフィナ:おーい、そこのー。そろそろやめとけー。こいつそろそろやったら本気で軍を動かしかねないぞー(顔ではもっとやれと言いつつ 雪+ (重ねてくれww 剣と盾 長身;(頑なに唇をきゅっと結んでいる) 雪+ 雷:言葉だけ聞いてると変質者だな。>しゃぶれぇぇ 剣と盾 アルフィナ:ちげぇねぇ(ゲラゲラ)>しゃぶれぇぇ 渚 ダメだよー。ムリやり食べさせたりしたらー。>カーマインさん VITAE カーマイン・D ははっ、冗談だよ。(拘束解除、黄色い飴玉は自分の口へ。りんご味。)>長身さん、アルフィナ 剣と盾 長身:……フィーーーーッ(歯笛を鳴らす) 水晶 み:いえいえ、別にそういうことを気にしているわけではありませんわ。>アルフィナさん VITAE カーマイン・D あえて言おう、俺は変態だ。弟子は何人かいたが二番目が女で、そいつにいろんなコスプレさせてたことは未来永劫秘密だ! 剣と盾 アルフィナ:あ、馬鹿ッ!(慌てて指笛を鳴らす。即座に忍びが下りてくる) VITAE ヴィー あの、申し訳ありませんでした。(別に自分が悪いわけではないが謝る)>長身さん 渚 あー、なるほどねー。(あはー、と笑って) ってわかりにくーい!!(きしゃー)>レミング君 水晶 み:バラしてますわね、盛大に(くすくす>カーマインさん 水晶 あ:なんだありゃ。 み:忍者、ってやつかしら? 剣と盾 アルフィナ:(ごにょごにょっと伝えて忍び去る) VITAE カーマイン・D ……はっ、しまった!?(すごくわざとらしく)>ミナ VITAE わー、忍者さんですね! 雪+ 雪:ニンジュツが使えるんですね! 火を吹いたり、分身したり、ジャンボジェットを生身で止めたり!>忍者 雪+ 鼠:だって、マシュマロ、外見ほとんど同じじゃん。同じ店で買ったから、ラッピングも同じだし。>渚さん VITAE 忍者といえばあれですよね、サイボーグを生身で倒したりするんですよね! カーマイン どこの自称単身赴任のサラリーマンだ。 剣と盾 アルフィナ:んー流石にそこまではできねぇなぁ。主に暗殺、情報入手、火付け、内部からの工作とかそんなとこだなー。ちなみに今でも数人が潜んでるぜ(かっかっか>忍者 雪+ 雪:……え? ビル解体の鉄球を投げつけたりしないんですか?>忍者 渚 (はぁぁぁ、とわざとらしくため息をついて) レミング君、ちょっとそこに座りなさい。あ、ちょっとまって。(とてとて、とテーブルのほうに戻って椅子を一脚とってくる) そこにすわりなさい(あらためて) 水晶 あ:そんなゲーム見たことあんな。SFCだったっけ?>シュネー 剣と盾 アルフィナ:流石にそんなことできねぇよ。ウチの派閥の大将様がいろんな話聞かせてくれるんだけどなー、流石になぁ…… 雪+ 鼠:え?(きょとん。何か悪いことしたっけ、みたいな)>渚さん 剣と盾 長身:くっ、まだ修行が足りんというのか、確かにまだまだ私は未熟。く、明日から修練の項目を増やさねば……(ぶつぶつ) 渚 す・わ・り・な・い(にらんで)>レミング君 渚 (まちがえたーw まぁうん、言いたいことは伝わると思うのであえて訂正しない) 雪+ 雪:いえ、最新機種です! とてもバカバカしくて、大笑いしたです。>アキラさん 雪+ 鼠:(びくっ)……は、はい。(ちょこん>渚さん 水晶 み:まああなたのことですから、だからどうということもないんでしょうけど。>カーマインさん 剣と盾 アルフィナ:げぇむ……てれびげぇむ?>アキラシュネー 水晶 み:あなたのご友人は、このとんでも空間になかなか順応できてなさそうですね・・・(くすっと>アルフィナさん 渚 いいですか。大事なことなので一応確認します。レミング君とアキラさんは、恋人同士です。そうですね?>レミング君 雪+ (参考 なつかし http //www.nicovideo.jp/watch/sm5984004) 剣と盾 アルフィナ:あいつ超がつくほど融通気かねーからな……つうか、超絶空気読めねぇんだよ、あいつはよぉ!>ミナ 雪+ 鼠:…………(アキラさんをちらりと見て)う、うん。>渚さん VITAE ……未熟なんですか? なかなかの身のこなしのように思えますし、おそらくあなたは軍属でしょう?>長身さん 剣と盾 アルフィナ:いまだに自己紹介すらしてねぇだろ、あいつ。ちなみにあいつはシェルリアっていうな。 渚 よろしい。ちなみに、久しぶりに会えた二人の会話の邪魔をして申し訳ないと思ってますが、大事なコトなのでよそ見せずに聞いてください。(ごごごご) 剣と盾 長身:いや、まだまだ未熟。我が力は我だけのものではない。我が背には多くの義が……(うんたらかんたら) 水晶 み:空気ですか・・・それでもそのうち、朱に交わって赤く染まるものですわ。>アルフィナさん 雪+ 鼠:は、はい。(ちょこん) 渚 アキラさんのほうをちょっと高いのにしたってことは、全然解ってないワケじゃないと思うので、さっくり言います。自分の恋人なんだから、もっと大事に、トクベツ扱いしてあげなさい。 剣と盾 アルフィナ:あいつは無理だなー。頭ん中カッチカチ。せめて派閥がアタシのとこと逆なら何とかなったかもしれないけど、あいつの大将も真面目君だからなー>ミナ 剣と盾 アルフィナ:で、あれは何やってんだ?(お説教タイムみて) 水晶 み:真面目なのはいいことですわ。とはいえ、何事もほどほどが一番、と申しまして。>アルフィナさん 渚 アキラさんはちょっと、大分……かなり、鈍いというか、えぇと、ああいう性格だから、気にしないと思うけどサ。 VITAE 大きなお世話かもしれないですけど、一つだけ。あなたは一人ですか? あなたの背中に多くの義があるのならば、それをすべて一人で抱えようと思わないことです。>長身さん 渚 (あ、まだ続く) 水晶 あ:さあ? よくわかんねえ。>アルフィナ 雪+ 雷:……>よくわかんねぇ 渚 でも、やっぱり女の子だし、ちゃんとトクベツ扱いしてあげたら、絶対嬉しいはずだから! VITAE カーマイン・D (えー、って顔)>アキラ@よくわかんねぇ 渚 男の子がああいうの買うの恥ずかしくて、まとめて済ませちゃう気持ちもわかるから、似たようなモノになっちゃうのも仕方ないケド。それならせめて、渡し方だけでも特別扱いにしてあげて。 剣と盾 長身:え、いや、な、何を……私は一人で抱え込んでなんかいないんだが? 一軍を率いる将として、あのように簡単に敵の虜囚になれば、 渚 (ひょい、としゃがみこみ、椅子座ってるレミング君見上げる形になり) 私はアキラさんもレミング君もスキだから、二人がずっとずっと、仲良しさんでいてほしいから、さ。ね?(えへ、と笑い) 渚 (はい、お説教終了。リアクションどーぞw) 剣と盾 当然、我が兵たちにも苦労をかけるし、国にもそうだ。一軍の将たるもの、どんな時でも兵たちの手本になるよう心がけなければな。 雪+ 鼠:……(ちょっとどきっとして)ごめんなさい。>渚さん 剣と盾 アルフィナ:まぁ、あいつの大将はそれができるが、あいつ自身はなぁ……周りよりも、まず正しい正しくないで動く馬鹿だからなぁ>ミナ VITAE なら、信頼できる友人を持ちなさい。いいですか? 信用と信頼は違いますよ。アルフィナさんは信頼できる友ですか?(にこにこ)>長身さん 渚 (くすくす、と笑って) 謝る相手が違うんじゃないかなー? お話終わりだから、もうよそ見、してもいいよー。>レミング君 水晶 あ:お? なんだ?>カーマイン 雪+ 鼠:……(ちょっとひらめいた。だけど、すごく恥ずかしそうな顔して)……あの、今からでも、遅くない?>渚さん VITAE カーマイン・D 青春だねぇ。(レミング君の方を遠い目で眺める) 渚 うん、全然だいじょーぶ。がんばって(`・ω・´)>レミング君 剣と盾 長身:いや、あいつは嫌いだ。(はっきりと)信頼などできるはずもない(キリッ>ヴィー殿 剣と盾 アルフィナ:そうだよなぁ。アタシが降伏して、王女傘下に入ったとたん、王女傘下と同盟を即刻破棄、そして宣戦布告だもんなぁ(苦笑い) VITAE (´・ω・`)えー>長身さん 雪+ 鼠:……うん。その、ありがと。(恥ずかしそうにちょっとだけ笑って>渚さん」 雪+ 鼠:……あの。>アキラ 雪+ 雷:(飴ちゃん) 渚 どういたしましてー。(あはー)>レミング君 VITAE で、でもです。必ず一人は信頼できる友を見つけること! いいですか? たった一人で完成しうる存在など無いのですよ?>長身さん 水晶 あ:おう、長かったな。なんだったんだ、なぎー?>レミング 雪+ 鼠:別に、大丈夫。……あの、さっきのマシュマロ、残ってる?>アキラ 剣と盾 アルフィナ:……無理じゃね?www>信頼できる友を見つけろ 長身:う、うるさい! 私にだって友は……友は……ともは……(ずーん) 渚 がんばったー(`・ω・´) VITAE カーマイン・D まぁ難しく考えなさんな。ようは自分の内面を曝け出せる相手でも見つけろってことだよ。恋人作れば?(ニヤニヤ)>長身さん 水晶 あ:ん? おう、あるけど。どーした、レミングも食うか?(にー>レミング VITAE お疲れ様ー(・ω・) (なぎーのマネ)>なぎー 水晶 み:・・・(同情する感じで肩ぽんと>シェルリアさん 剣と盾 長身:いや、色恋沙汰などに現をぬかすような愚行は私には出来ん。そもそも、私はいつ、いかなる時でもありのままの自分を貫いている(キリッ>カーマイン 水晶 み:ええ、お疲れ様でした。GJですわ(さむずあっぷ>渚さん 雪+ 鼠:……(凄く恥ずかしそうに、一つ取って)……あ、あーん。>アキラ 剣と盾 シェルリア:な、なんだその目は!?>ミナ殿 雪+ 雷:貫いた結果がこれだよ!>でかいの 渚 ありがとー(あはー)>ヴィタエさん 渚 (ぐ、とさむずあっぷ返し)>ミナさん 水晶 あ:!?(一瞬固まって)・・・(それからなるほどって感じでなぎー見て)・・・ん、あー(かなり近くであーん>レミング VITAE カーマイン・D いやー俺から見るとさー、アンタ自分の悩みとか不満とか他人に話せないタチじゃねーの? で、それが爆発するか歪んだ方向へ行くか、なんか予想できる。>長身さん 渚 (てへへー、と笑みを返す)>アキラさん 水晶 み:いえ、なんとなく。あなたの気持ちがわかるとはいいませんけど、なんとなく、察しがついたもので(ため息交じりに笑う>シェルリアさん 雪+ 鼠:(すごく恥ずかしそうに、口に入れる)>アキラ 剣と盾 シェルリア:なにもわるいことはないだろう!?>エクレール 渚 というわけでただいまー。おまたせー(むぎゅー)>シュネーちゃん 剣と盾 シェルリア:はっはっは、心配ご無用だ。私はいついかなる時も悩みや不満などない!(キリッ 剣と盾 >カーマイン 剣と盾 シェルリア:そ、そうか……(なんか釈然としない感じ)>ミナ 雪+ 雪:ひゃうっ!?(びっくり)……あ、お疲れ様です。>渚さん 雪+ 雷:うわっ……! 私の年収、低すぎ……!(手で口を覆って)>悩みや不安 VITAE カーマイン・D ……友達はー?(邪悪な笑み)>長身さんあらためシェルリア 水晶 あ:ん。・・・さんきゅ、さっきより百倍うまい(それからいっこマシュマロとって差し出す)あーん(にー>レミング 剣と盾 アルフィナ:な? あいつはあーなんだよ。 これこそ我が天命と思い込んだが一直線。障害があろうとこれは天からの試練だーって思いこんじまう大馬……いや、天馬鹿www(くっくっく 渚 待たせちゃってごめんねー。ついつい心配になってさー(むぎゅむぎゅごろごろ)>しゅねちゃん 水晶 み:ま、そう深く考えるまでもないですわ。ここはすべての時空が重なる空間、どんなことでも起こりますから(お嬢様スタイル>シェルリアさん 水晶 み:・・・彼女たちにそのネタが通じるとは思えませんわよ?>エクレールさん@年収 剣と盾 シェルリア:いや、普通に考えてみれば、友とはいったいどういうことが友といえるのだろうか。友の在り方は千差万別。私にとっての友と、貴公にとっての友の在り方は違うはず。 雪+ 鼠:……え、あ、あの、オレはいいよ。アキラにその、「特別な渡し方」、したくて(あわわわ、恥ずかしそう)>アキラ 雪+ 雷:要はドMか。月に向かって祈ったんだな。>アルフィナ VITAE あなたの行動に賛同し、あなたの行動を否定し、あなたが心情を吐露でき、あなたに本音を語ってくれる。それが友ではないでしょうか。>シェルリア 剣と盾 アルフィナ:転職するか?なんだったらウチで雇ってやるよ、格安で(くっくっく>年収 水晶 あ:いいじゃん、あたしにもやらせてくれよ。「特別」なんだからさ(にー>レミング 雪+ 雪:その気持ち、よくわかるです。(むぎゅむぎゅされながら)……で、その、他の、ってなんですか?>渚さん 雪+ 雷:てへぺろ>ミナ 雪+ 雷:週休七日がいいな。>アルフィナ VITAE カーマイン・D つーかお前にとっての友達の在り方ってどんなのだよ。言ってみ?>シェルリア 水晶 み:(キラッ☆)>エクレールさん@てへぺろ まあ、通じなくとも返し方はありましたわね(真顔に戻る 剣と盾 シェルリア:ふむ、私にとっての友か……共に義を貫くものではないだろうか。(うーむ 剣と盾 >カーマイン 雪+ 鼠:……それ言われると、何も返せないよ。(目つむって、口開けて。さっきよりも少し距離遠い)>アキラ 渚 ……?(きょとん。目をごしごし。) ……(じー) ……(気のせいかー、わはー) >ミナさん#キラッ☆ 雪+ 雷:スルーされなかったのが優しさだな。>ミナ 剣と盾 アルフィナ:あー、ウチは日給月給制なwww>週休七日 VITAE カーマイン・D ……やべぇ。こいつ、逸材かもしれん。真顔で言えるあたりが最高。>シェルリア 渚 他ー?(むぎゅー)>シュネーちゃん 水晶 あ:(自分から近づきながらマシュマロを食べさせてあげる)>レミング 剣と盾 アルフィナ:単に空気読めねーだけだろ……(あきれ顔) 水晶 み:あら、どうかなさいましたか?(くすり>渚さん 雪+ 雷:うわっ……! 私の収入、低すぎ……!>日給月給 剣と盾 アルフィナ:こいつがもう少し空気読めたら、確実に情勢は変わっていたぞ(むきー机バンバン) 雪+ 雪:あの、さっき、他にもあるけど、待ってて、みたいな……>渚さん 剣と盾 アルフィナ:いっそにぃとになればいいんじゃね?>エクレール 雪+ 鼠:(……もぐもぐ。目を開けて)わっ!? 近っ!!(ちょっとびっくり>アキラ 渚 なんでもないですー(わはー)>ミナさん 渚 あー、そうそう。マカロンまだあるんだー。はい、あーん♪>シュネーちゃん 雪+ 雷:ニートではない。レイブルだ。(キリッ>アルフィナ 雪+ 雪:あーん。(もぐもぐ)……やっぱり、おいしいです。(にこー>渚さん 剣と盾 アルフィナ:れいぶる?なんだそれ?それは聞いたことねーな>エクレール 水晶 あ:・・・へへ、成功だな。なんで遠くでやるんだよー(くっつく>レミング 渚 そいえばー、さっき私がレミング君にしてた話、きいてたー?(くびかしげ)>しゅねーちゃん 雪+ 雷:働かない奴のことだ。>アルフィナ VITAE カーマイン・D ニートではない、レイブルだ。(キリッ) だっておwwww(机バンバン)>えくやん 剣と盾 アルフィナ:それはにぃととなにがちがうんだ?(好奇心キラキラ) 雪+ 鼠:……あ、いや、恥ずかしくて……(どきどき>アキラ 雪+ 雪:いえー。でも、雰囲気で、なんとなく。>渚さん 雪+ 雷:……知力が1高いとか?>アルフィナ 水晶 み:(行け、そこでキスだ! ・・・なんでしないんだ! な感じでちらちら見てる)>レミング君 水晶 あ:別にいーじゃん、みんな知ってるんだしさ(あはは>レミング 渚 そっか。あのね、私の"トクベツ"は、シュネーちゃんだからねー。(笑顔であーんってして)>しゅねちゃん 剣と盾 アルフィナ:おぉ、すげぇなそりゃ!!にぃととの合戦ではかろうじてれいぶるが勝てる可能性あるなっ!>知力 剣と盾 アルフィナ:くそー、やっぱり外の世界は言葉もかっこいいなぁ!紳士的なを『ちきん』というんだし! 剣と盾 」 VITAE ちきん? ニワトリですか? カーマイン・D 臆病者って意味もあるなー。この場合は性的に手を出さない臆病者=紳士ってところか?>アルフィナ 雪+ 鼠:そ、そういう問題じゃなくて……(どきどき)……(ひらめいた)……あ、誰か来たよ。(あらぬ方向指差す>アキラ 雪+ 雪:ふぇ!?(どきっ) ……わ、私も、です……(ぷしゅー)>渚さん 雪+ 雷:……そんなわけないだろ!! 名前が違うだけだ!!(逆ギレ>アルフィナ 渚 知ってるー。けど嬉しいー。(えへへー)>シュネーちゃん 剣と盾 アルフィナ:おく、びょう、もの……(大声で笑い出す)ひーっ、ひーっ、そうか、そういうからくりだったか!!(ばんばんばん) 水晶 あ:なんだ、新しい客か?(言われたほう見る>レミング 剣と盾 アルフィナ:何だとっ!?じゃあにぃととれいぶる、どっちが戦ったら強いんだ!?>エクレール 剣と盾 シェルリア:にぃと…働かない者だから戦にもならないんじゃないだろうか…… 雪+ 雪:(あうあう、ぐるぐる)と、とりあえず、いただきますですねっ(マカロンぱくり>渚さん 雪+ 鼠:(ほっぺたに、ちゅう)>アキラ 雪+ 雷:どっちも働かないから戦場に出てこないよ。何言ってるんだ?(きょとん>アルフィナ 剣と盾 アルフィナ:なん……だと……>戦場に VITAE カーマイン・D や、やった! さすがレミング! 俺たちにできないことを平然とやってのける! そこに痺れる憧れるゥ!>ほっぺにちゅう 渚 (おぉぉー、って感じでちら見)>レミング君 剣と盾 アルフィナ:何がそんなに憧れる事なんだ?別にすぐにでもできるだろ 水晶 あ:!?(びくっと)・・・・・・(ちゅうされたところ触りながらじっと見る。んでだんだん表情が緩んでく)>レミング 水晶 み:や、やtt、ってぇ、せめて半分言わせてくださいな!?>カーマインさん VITAE カーマイン・D や、ネタにマジレスされると割とへこむ。(ショボーン)>アルフィナさん 雪+ 雷:なんだ、ニートを兵力として雇おうとでも?>アルフィナ 剣と盾 アルフィナ:なんだ、お前も憧れていたのか>ミナ 雪+ 鼠:……(かぁー)……これが、その。特別な、やつ。>アキラ 剣と盾 アルフィナ:かっこいい名前しやがって、かっこいいのは名前だけかよ、使えねぇな(ぺっ>にぃと 水晶 み:短い言葉の中に複数の意味が複雑に入り混じるのが日本語の妙というものですわ。>アルフィナさん 雪+ 雷:かっこよければ強いというものではないな。例えば私の技「獅子天雷撃・絶牙」など……>アルフィナ 剣と盾 アルフィナ:あんたニホン知ってんのか!?>ミナ 剣と盾 アルフィナ:超つよそう!!>獅子天雷撃・絶牙 水晶 あ:(なんていえばいいのかわからないらしい。とりあえず笑う。いい笑顔で)>レミング VITAE カーマイン・D 名前なんて意味を持たせればいいんだよ。それが格好いいか格好悪いかは二の次だ。俺はそう思うね。 水晶 み:知ってるも何も・・・私は日本人ですわよ? あそこのアキラも、それから渚さんも。>アルフィナさん 剣と盾 アルフィナ:ほー、そうか(ぷい) 興味 ニホン、獅子天 雪+ 雷:……見たいか?>アルフィナ 渚 んー。よし、私達もしよっかー(あはー)>しゅねちゃん 剣と盾 雷撃・絶牙>言葉 雪+ 鼠:(つられて照れ笑い)>アキラ 雪+ 雪:ふえぇ!?(びっくり)>渚さん 剣と盾 アルフィナ:なっ、なんだってーーーー!? なんということだ、こんなにもニホンジンが居るとは!!すげぇな、すげぇな!!(キラキラ) 剣と盾 アルフィナ:あー、まぁ、どうでもいいや(ぷい) 興味 日本人>獅子ry 渚 ほっぺがいー? 口がいー?>しゅねちゃん 水晶 ぽ:このバカップルしばらく止まりそうにないな・・・。 水晶 み:だから言ったでしょう? ここはあらゆる時空が重なる場所と。私にしてみれば、あなた方の国のほうが興味深いですわ。>アルフィナさん 剣と盾 シェルリア:節度を持って動くべし。(うんうん) 雪+ 雪:え、えっと、それは……(あうあう>渚さん 渚 時間ぎれー♪(ほっぺにちゅー)>しゅねちゃん 雪+ 雪:ひゃうっ!?(びくっ)……(じー)>渚さん 剣と盾 アルフィナ:別にアタシらの国っていってもなぁ。普通の戦争国家だぞ?一応版図は大陸の中でも一番広いがね(にっ>ミナ 渚 あははー、ちゅうしちゃったー。 水晶 み:私は特に文化、風俗に興味がありますわね。人々がどういう生活を営んでいるのか、どのような娯楽があるのか、などですわね(にこ>アルフィナさん 雪+ 雪:(なぎーのほっぺた包むように手を当てて、今度は口にちゅー)>渚さん VITAE ヴィー あらあらまぁ。 カーマイン・D バカップル乙。百合だから別にいいがね。>なぎしゅね 剣と盾 アルフィナ:文化ねぇ……あ、娯楽なら最近やーきゅうとか、けいどろとか兵の中で広まりつつあるな!かくいうアタシもやってるぜ(ちょっと構えのおかしいスイング) 渚 (ちょっとびっくりした顔→えへへ、と笑い) ちゅーされちゃったー。なんかハズカしいねー。(てれれー) 渚 (という感じでそろそろ眠いがどうだろう!) VITAE (実は俺も眠いです) 水晶 み:日本の文化が異世界に浸透していますわね・・・そのうち文化転向が発生しかねないレベル・・・。>アルフィナさん 水晶 ぽ:言うまでもなく眠いです。 雪+ 雪:私も、です。(てれれ>渚さん 雪+ 雷:(´;ω;`)>キス 渚 (はいはいご馳走様でした!) 剣と盾 アルフィナ:うちの派閥の大将がニホンジンだからなぁ……いろいろと面白い事教えてくれるよ>ミナ 渚 は、はぅ!? どしましたか!?>エクレールさん 水晶 み:なるほど、そういうことですの。何やら親近感を覚えそうなシチュエーションですわね。>アルフィナさん 雪+ 雷:いや、聞いてくれるな……。見せ付けられただけだ。>渚 渚 (今日はにぎやかだったなー) 渚 (おかげさまで途中からいつかんキャラと絡みがZERO) 剣と盾 アルフィナ:そうなのか? そんな話いくつもあるもんだなぁ>ミナ
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登場 Recipe 119 紅白錬金選手権 D(弟子)-1グランプリ 2 備考 |] レシピNo.867 ぱくもぐ像 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[ 黒 ]┏──────────┓ 《材料》∥ / ̄ ̄ ̄\ ∥ ・ 邪心像 x 1.0∥ | ● ● |. ∥ ・ ノリ x 2.0∥ | u゚ し ゚u | ∥ ・ モカー石 x3.0∥ | u __ U| ∥ ・ 研磨剤 x 3.0∥ \ `ー' _ノ. ∥ 《器具》∥ / \ ∥ ・ 細工道具∥ |_つ== 廿c_). ∥ ・ のみとハンマー┗──────────┛【効果】 周囲の者のMPを一定時間吸収し続ける【価値】 (呪いのアイテムにつき売買禁止)───────────────────────────────── 見てるとなんだか不憫な気持ちになる像。───────────────────────────────── ただ不憫な気持ちになるだけじゃなくて実際にMPとか吸われる。怖い。───────────────────────────────── 力を使い果たすと割れて、さらに不憫なことになる。────────────────────────────────― 参考文献→『 モララーのうららかな生活 』 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1290322036/l50
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※東方キャラが登場します ※体つきれみりゃが登場します ※虐待突入前に終わります 「しゃくや~、れみりゃのおやしきがせまいど~!」 冒頭から偉そうな事を抜かすのは紅魔館のメイド長十六夜 咲夜のペットのゆっくりれみりゃ。略してゆっくりゃ。 ゆっくりゃの寝床は紅魔館の中庭。20m×20m程度の広さがあり、大きめの成体でもせいぜい80cm程度しかないゆっくりゃにとっては十分すぎる広さである。 もちろん何十匹も飼っているのであれば話は別だが、小悪魔が勝手に売りさばいたり、美鈴が勝手に売りさばいたり、勝手に出て行って帰ってこなかったりで、現在は成体は6匹程度しか居ない。 しかし、最近になって3匹のゆっくりゃがいっぺんに個体数の多い植物型で出産したため、赤ちゃんゆっくりゃが18匹もいるのだ。 とはいえ、普通はいきなり広い場所を用意できるはずが無いので邪魔なゆっくりゃを捨てるしかないのだが、生憎と飼い主は色々と普通じゃない。 「まったく、わがままね。まあ、いいわ」 口では文句を言いながらも、手間のかかる子ほど可愛いとでも言い出しそうな笑顔を浮かべたメイド長がパチンと指を鳴らした瞬簡、中庭が広大な平原になった。 どのくらい広大かと言うと・・・20km×20kmくらい。ゆっくりゃの歩行速度は時速2km程度、飛行すると何故か遅くなり、走るとすぐに疲れて動けなくなるので、歩くのが最速の移動手段。 また、ゆっくりゃは1日の半分近くを寝て過ごす(それも朝寝10時間、夕寝1時間、夜寝1時間)ため、壁伝いに移動するだけで1日が終わってしまう。 ちなみに、ここに居るゆっくりゃたちは全員が普段咲夜お手製のふかふかベッドで寝ている上に、彼女のしつけによって地べたで寝ることはエレガントじゃないと言う認識を持っている。 「この寝床から東に行けば水場が、南にいけば餌場が、南東に行けばプリンをあげるわ。わったかしら?」 が、そんなことをゆっくりゃに説明したところで何の意味も無いことを承知しているメイド長は以上のことだけを簡潔に話すとさっさと屋敷の雑務に戻った。 【詳細を書くのがめんどくさいので図解】 20km ______ A| ∵ |B | | |∵ ∵ ∵| 20km | | C| ∵ |D  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ A:寝床(日光&雨避けの屋根つき。一応全員が入れる) B:水場 C:餌場 D:ぷっでぃーん(1匹につき1日1個) ∵:樹木(雨&日光避けになる。1度に入れるのは親1匹と赤ちゃん2匹まで) そして、ゆっくりゃのゆっくり出来ない日々が始まった! ---あとがき?--- スレ38の「東京ドームでゆっくりを飼ってみたい」と言うレスが元ネタ。 余談だけど咲夜さんがゆっくりゃを飼っているのは主人への悪戯みたいなものだと認識している。 レミリアに青い紅茶を飲ませたり(儚月抄3話)、福寿草茶を飲ませたり(比良坂三月精8話)する人だし。 ゆっくりゃの見てしかめっ面をしているお嬢様を見て悶絶してるに違いない。なんと言うダメ人間。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける